接戦制し白星発進も…アルテタ監督は改善点を口に「より冷酷になる必要がある」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、プレミアリーグ開幕節を振り返った。12日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第1節が現地時間12日に行われ、アーセナルはノッティンガム・フォレストを本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎えた。ホームチームは26分にエディ・エンケティアのゴールで先制すると、32分にはブカヨ・サカが強烈なミドルシュートを突き刺し点差を広げる。終盤にカウンターから1点を返されるも、リードを守りきり、2-1で勝ち点「3」を手にした。

 緊張感のある接戦を制し、20年ぶりのリーグ制覇に向けてまずまずのスタートを切ったアーセナル。アルテタ監督は試合内容について「プレミアリーグへようこそ! それがハイライトだったと思う。我々は優勢だったし、間違いなく勝利に値していた。しかし、2-0となった時にチャンスを逃し、試合を終わらせることができなかった。そしてCKを掴んだ後にずさんな対応をし、たった2本のパスで失点してしまった」とコメント。その上で「チームは本当に上手くやってくれたが、もっと強引に試合を終わらせるためには、より冷酷になる必要がある。そして、より自分たちに批判的でなければならない」と語った。

 この試合では、中盤の底を主戦場とするトーマス・パルティを右サイドバック(SB)に配置し、中盤には主将のマルティン・ウーデゴーアと新加入組のデクラン・ライス、カイ・ハフェルツの3人を並べた。「我々が最善を尽くし、流動性を保ち、彼ら(ノッティンガム・フォレスト)の守備に関連した特定のスペースを占拠するためには、中盤に他の選手が必要だったんだ。上手くいったと思う」と起用の意図を明かしたアルテタ監督。今夏の補強の目玉として加入し、この試合でも随所で好プレーを披露したライスについては次のようにコメントしている。

「彼はとても自然体だ。今日見られたように、動き方や仲間へのコーチング、そしてドレッシングルームに溶け込んでいる様子を見ると、彼もこのポジションを楽しんでいると思う。今日の彼には2ゴールを決めるチャンスがあったが、おそらく同じことが起こるだろう。考え込むことなくプレーしていたし、彼のやったことについては本当に満足しているよ」

 また、アルテタ監督は前半終了間際に脚を痛め、後半開始直後に途中交代となったユリエン・ティンバーについても言及。「関係や医者が彼を見て、続けられると思っていたが、後半最初のアクションで奇妙な動きをしたので、交代させたんだ。彼が何を持っているか知るために、評価する必要があるだろう」と語った。

 次節、アーセナルは現地時間21日にアウェイでクリスタル・パレスと対戦する。

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