ナニコレ! 圏央道「謎のポール密集地帯」の意味 何かのアンテナ? 物干し? NEXCOに聞いた

圏央道に「謎のポール密集地帯」があります。そこでは橋桁の両側から、T字形の湾曲した細い柱が、本線を覆うように林立しています。何かのアンテナのようにも、物干しのようにも見えるオブジェクトについて聞きました。

圏央道で遭遇する「謎のポール密集地帯」

 千葉県内の圏央道を走っていると、木更津東IC付近で、ちょっと異様な区間に遭遇しました。T字形の細い柱が途中で湾曲する形で、本線を覆うように林立しているのです。30mほどのあいだに、内回り・外回りとも12本ずつ立っています。  何かのアンテナのようにも見えるのですが、それにしては形状が単純で、単なる物干しのように見えなくもありません。一体何なのか、NEXCO東日本に聞きました。

 このポール状の設備があるのは、圏央道の千葉県内、木更津JCT~木更津東IC間と下総IC~神崎IC間です。また、これ以外にも北海道の道東道 むかわ穂別IC~占冠ICにも存在するとのこと。 設置の理由は、「高速道路の上空にある電力会社の送電線と高速道路との距離が近いため、高電圧の影響が車両に生じないようにするため」だそうです。「何らかの原因により送電線と高速道路との距離が近づいてしまった場合に、電線が接触していなくとも車両が帯電したり、ノイズによって電子機器が誤作動したりするなどの影響が及ぶ可能性があります。当該設備はこれを防ぐために設置されているもので、この設備によってお客さまに影響が及ぶことはありませんので、安心して高速道路をご利用ください」(NEXCO東日本) 木更津JCT~木更津東IC間と下総IC~神崎IC間には、送電線が本線を横断している場所がそれぞれもう1か所あるのですが、それらは送電線がかなり高い位置にあるためか、高速道路側にポール状の設備はありません。また、北海道のむかわ穂別IC~占冠IC間の設備は形状が異なり、本線側へ折れ曲がらないものとなっています。

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