“新車だ!” 陸自期待の新装備「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」実戦部隊に初配備

西日本の一般道を走る姿、見る機会多くなりそう。

車体はドイツ製の8WD大型トラック

 陸上自衛隊の新装備「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」が2023年8月4日、九州にある2つの部隊に相次いで配備されました。 配備されたのは熊本市に所在する西部方面特科連隊と、久留米市に所在する第5陸曹教育隊です。両部隊とも九州・沖縄地方の8県を警備担任区域として受け持つ西部方面隊の隷下部隊で、前者は同方面隊内にある大口径砲や地対艦ミサイルなどを集中的に管理・運用している西部方面特科隊に、後者は若手・中堅隊員や予備自衛官などの教育訓練を主に受け持っている西部方面混成団に、それぞれ所属しています。

 西部方面特科連隊と第5陸曹教育隊は、このような特性を持つ部隊のため、前者がいわゆる実戦部隊として、そして後者が教育部隊として、それぞれ新装備が納入されています。 19式装輪155mm自走りゅう弾砲は、旧式化したけん引式火砲の155mmりゅう弾砲(FH70)を更新するために導入が進められているもので、ドイツ製8輪式大型トラックの荷台に、国産の日本製鋼所製155mmりゅう弾砲を組み合わせています。この砲は基本的に従来の「99式自走155mmりゅう弾砲」と同じものであるため、射程や威力といった性能はほぼ同等で、砲弾や装薬も同じものが使用可能です。 すでに、陸上自衛隊における教育の中核組織である富士学校/富士教導団(静岡県)や、武器学校(茨城県)には配備されていましたが、第一線部隊に配備されたのは今回が初めてです。今後、他の部隊へも配備が進む予定です。

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