バイエルン、ケイン獲得でトッテナムと合意か…提示額は約158億円超、去就は本人の決断次第に

 バイエルンがイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に関し、トッテナムと合意に達したようだ。10日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 今夏の移籍市場で一線級のストライカーの補強を目指しているバイエルンは、かねてからケイン獲得に向けた交渉を進行。これまで複数回に渡って正式オファーを提示したものの、いずれもトッテナム側に拒否されたことが明らかになっていた。

 しかし、今回の報道によると、バイエルンとトッテナムとのクラブ間交渉が遂に合意に達したとのこと。バイエルンは現地時間9日水曜日に総額1億ユーロ(約158億円)を超えるオファーの提示に踏み切り、同日トッテナムがこれを受け入れたという。この金額は、バイエルンが2019年夏にフランス代表DFリュカ・エルナンデス(現:パリ・サンジェルマン)を獲得する際に費やした8000万ユーロ(現在のレートで約126億円)を上回るクラブ史上最高額となる。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や、ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者も、ケインの移籍に関してバイエルンとトッテナムが基本合意に達していることを強調。交渉の長期化やアンジェ・ポステコグルー新監督の下でのプレーにより、心がトッテナム残留に傾きかけていたとされる30歳のイングランド代表ストライカーだが、今回のクラブ合意を受け、改めて自らの去就に関する決断を迫られる形となった。

 なお、『アスレティック』によると、仮にケインのバイエルン移籍が完了した場合、同選手は新天地で現在の約2倍にあたる週給48万ポンド(約8800万円)、年俸2500万ポンド(約46億円)を受け取る見込みだという。移籍成立に向けて残すところは本人の決断のみと報じられるなか、ケインはどのような選択をするのだろうか。引き続き今後の動向に注目が集まる。

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