リヴァプール、急転直下でブライトンと合意か…英国史上最高額の約202億円でカイセド獲得へ

 リヴァプールが、エクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得でブライトンと合意に達したようだ。11日、イギリスメディア『アスレティック』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。

 今冬に続いて今夏の移籍市場でも去就に注目が集まっているカイセドには、かねてよりチェルシーが関心を寄せており、すでに個人合意に至っていることも伝えられている。それでも、クラブ間交渉が難航し、最大総額8000万ポンド(約147億円)となるオファーも1億ポンド(約183億円)を要求しているブライトンに拒否されたことが明らかになっている。

 そんななか、今夏にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョなどを売却したことで資金を得たリヴァプールが、カイセド争奪戦に本格参戦。10日に正式オファーが提示されることが予想され、ブライトンも最も高いオファーを出したクラブに売却する方針を固めたことが明らかになっていた。

 今回の報道によると、ブライトンは10日の24時を締め切りとしたオークションを開催。チェルシーは前回のオファーを改善して、ブライトンの要求していた総額1億ポンド(約183億円)を提示したものの、リヴァプールがこれを上回る1億1000万ポンド(約202億円)を提示したことで、ブライトンはリヴァプールと契約することに合意したという。

 これに伴い、リヴァプールは新たなサプライズを避けるために11日中にメディカルチェックを予定している模様で、カイセドの加入は決定的となったようだ。

 なお、リヴァプールが提示した1億1000万ポンドというのは、今冬ベンフィカからチェルシーへと加入したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの1億2100万ユーロ(当時のレートで1億700万ポンド/約170億円)を上回り、プレミアリーグ史上最高額の移籍金となる。

 今夏にはイングランド代表MFデクラン・ライスがウェストハムからアーセナルへと総額1億500万ポンド(約193億円)で移籍を果たしているが、リヴァプールはこれも超える金額を提示したことで、短時間でブライトンとの交渉をまとめ上げてハイジャックに成功することになりそうだ。

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