飛ばし屋・穴井詩のドラディスは全体125位 徹底した“お花畑”に入れないマネジメント

<AIG女子オープン 初日◇10日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

自身初となるヨーロッパでの戦いは、満足感あふれる初日となった。全英女子初出場の穴井詩は3つのバーディを奪う「70」をマーク。首位と2打差の2アンダー・7位タイの滑り出しに「もう最高です。これ以上ないです」と笑顔を浮かべた。
全長6881ヤードと長いこのコースは飛ばし屋有利という声も聞こえてくるが、日本ツアーを代表する飛ばし屋は、「距離が長いので、飛んで曲がらない人が(有利かもしれない)。グリーンが止まるのでウッドが上手い選手もチャンスがある」とアドバンテージも感じている。だが、舞台はメジャーのセッティング。入ったら実質1ペナゾーンのお花畑、『ヘザー』が難敵として立ちはだかる。

それに対して、穴井は「引くところは引いて、3番ウッドだったりなんなりして」と、このヘザーに入れないことが最大のマネジメント。この日のドライビングディスタンスは242ヤードで全体125位としていることが表すように、ティショットで刻むマネジメントを徹底しながらフェアウェイキープを心掛け、15ホール中13回をヒットした。「紫のところ(ヘザー)に1回も行かなかった。今週はあれを味わわずに帰ること」。パーオンも全体2位の16ホールで、安定した手堅いプレーを展開することができた。

7位というスタートにも合格点を示すが、「でももうちょっと上に行くにはバーディを獲らないといけないなという反省点はある」。12月開催だった2020年「全米女子オープン」以来となるメジャーの舞台。欲を出しすぎることもなく、「意外と(初日)悪くないなってと思ったけど、調子に乗るとよくないのであしたは気を引き締めて」と謙虚さは忘れない。

「あしたはとりあえず抑えて、爆発するなら決勝で。ひとまず何事もなく静かに…」と見据えながら、2日目は午前組としてスタート。“紫のところ”は引き続きの要注意ポイント。「お花は愛でるもの、入るものじゃない」と話しながら、今季日本ツアー2勝を誇る35歳は予選突破を目指す。

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