優勝賞金はおよそ2億円 全英の“地位向上”へ、AIGとR&Aが2030年まで契約延長

<AIG女子オープン 事前情報◇9日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6856ヤード・パー72>
 
現地時間10日に開幕する「AIG女子オープン」(全英)が今年の賞金総額を発表した。昨年比23%アップの900万ドル(約13億円)で、優勝賞金は135万ドル(約1億9400万円)にアップする。
AIGがタイトルスポンサーになったのは2019年。記憶に新しい渋野日向子の優勝年からだ。以降、AIGと大会主催のR&Aは年々賞金を増額。同時に、女子ゴルフの地位向上を目指してきた。関係をさらに強固なものにするため、30年までの契約延長も同時に発表された。
 
金銭面で女性アスリートをサポートしたいとの思いで賞金を増額してきたAIG。そしてR&Aは世界的にも有数の名コースを開催コースとしてピックアップ。全英の地位をさらに高めてきた。
 
R&Aのマーティン・スランバースCEOは今回の契約延長と賞金の増額について胸を張った。「我々には明確なビジョンがある。AIG女子オープンでは最高の女性ゴルファーが最高のゴルフコースで、大勢の観客の前でプレーすることを願っている」とコメント。「この5年で達成してきたことには誇りを持っているが、まだまだやれることがある」と続ける。
 
男子ゴルフはサウジアラビアのオイルマネーをバックに設立された「LIVゴルフ」の出現により、米国男子ツアーの賞金が高騰。AIGとR&Aは、未来の女子スポーツに好影響を与えるためにも、さらに本大会を興業面、金銭目でさらに成長させていくつもりだ。
 
19年大会制覇で渋野が手にした優勝賞金は67万5000ドル(当時約7500万円)。2倍となった優勝賞金を手にするのは誰なのか。16人が出場する日本勢に期待がかかる。

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