ソシエダ、アーセナルの左SBティアニー獲得を検討か…レンタル移籍を打診?

 レアル・ソシエダが、アーセナル所属のスコットランド代表DFキーラン・ティアニーに関心を寄せているようだ。8日、『アスレティック』や『テレグラフ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 現在26歳のティアニーは左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤー。母国の名門セルティックで頭角を表すと、2019年夏にアーセナルに完全移籍加入を果たした。程なくして定位置を確保し、主力選手として活躍していたものの、昨シーズンはウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ加入の影響で出場機会が減少。公式戦通算36試合に出場したものの、プレミアリーグでの先発起用は6試合にとどまった。

 ティアニーが所属するアーセナルは今夏の移籍市場で積極補強を敢行。最終ラインには、センターバック(CB)と両SBで起用可能なオランダ代表DFユリエン・ティンバーをアヤックスから最大3800万ポンド(約69億円)で獲得した。ジンチェンコを負傷で欠いたFAコミュニティ・シールドでは、新加入のティンバーが左SBで先発起用され、随所で好プレーを披露している。

 左SBのさらなる競争激化も予想されるなか、ティアニーには今夏の移籍市場でのアーセナル退団の噂が浮上。ニューカッスルなどからの具体的な関心が明らかになっており、去就には注目が集まっている。今回の報道によると、昨シーズンのラ・リーガを4位で終え、10年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したレアル・ソシエダも、戦力拡充に向けてティアニーの獲得を検討している模様。レンタル移籍での獲得を視野に、同選手の動向を注視しているようだ。
 
 なお、アーセナル側は仮にティアニーを今夏に放出する場合、完全移籍または買い取り義務付きレンタルという形態を望んでいるという。2023-24シーズンの開幕が刻一刻と迫るなか、今後も両クラブの動きに注目が集まる。

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