“宝石”ベイガ売却は契約解除金満額支払いのみ…セルタがナポリからの約47億円のオファーを拒否

 セルタは、同クラブに所属するU-21スペイン代表MFガブリ・ベイガに対するナポリからの獲得オファーを拒否したようだ。7日、スペイン紙『アス』が報じている。

 2002年5月27日生まれのベイガは現在21歳。昨シーズンのラ・リーガにおける最大のサプライズとなった“宝石”はスペイン北西部のガリシア州で産声をあげ、2013年に同州の雄でもあるセルタの下部組織に入団。2020年9月にトップチームデビューを果たすと、2021-22シーズンの終盤戦から徐々に出場機会を得始めた。そして迎えた昨シーズン、生粋のスペイン人インテリオールらしい能力に加えて、ミドルシュートという飛び道具で大ブレイク。公式戦40試合に出場し11得点4アシストを記録している。

 当然、今夏の移籍市場における“注目株”となっているベイガ。今年3月には『アス』が、この活躍とセルタが設定する契約解除金4000万ユーロ(約58億円)という価格について「この4000万ユーロという数字は、ラ・リーガの革命児を来夏の大バーゲンセールとするものだ」と指摘したように、早くからレアル・マドリードやマンチェスター・C、パリ・サンジェルマンなどの興味を惹いていた。

 以前よりは移籍の噂が影を潜めていたここ数週間だが、今週に入ってからナポリが3000万ユーロ(約47億円)の獲得オファーを提示したとのこと。『アス』によると、契約解除金満額の支払いを求めているセルタ側はこのオファーを拒否したものの、ナポリ側も交渉を継続する方針で、ここからいくつかの変動要素を含む新たなオファーを用意して4000万ユーロに近づけていく算段のようだ。

 今夏の移籍市場でベイガの移籍が決定すれば、間違いなくクラブレコードの売却額となるセルタ。断固として4000万ユーロを譲る気はないようだが、選手本人はナポリ移籍に前向きと報じられている。

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