PSG、ベンフィカFWゴンサロ・ラモス獲得に迫る…買取義務付きレンタルで加入へ

 パリ・サンジェルマン(PSG)が、ベンフィカに所属するポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスの獲得に迫っているようだ。6日、イギリスメディア『アスレティック』が報じている。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団したほか、フランス代表FWキリアン・エンバペの去就も不透明となっているPSGは、今夏の移籍市場で前線の補強を画策。これまでイングランド代表FWハリー・ケイン(トッテナム)やナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン(ナポリ)、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(フランクフルト)らに関心を示していることが明らかになっていたが、交渉は進展していなかった。

 そのような状況から、PSGはG・ラモスへの関心を強めていることが報じられていたなか、今回の報道によると、PSGは6500万ユーロ(約101億円)に1500万ユーロ(約23億円)の追加オプションが付随する買い取り義務付きの1年間のレンタル移籍でベンフィカと合意したという。個人的な条件も問題がない模様で、正式発表は時間の問題になっているようだ。

 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も、PSGがG・ラモスを獲得することでベンフィカと口頭合意に至り、現在は書類の準備中であることを明らかにしている。また、移籍の形態が買い取り義務付きのレンタル移籍となった理由についてはファイナンシャル・フェアプレーの問題からとしながら、来週にメディカルチェックが予定されていることも伝えている。

 現在22歳のG・ラモスはベンフィカの下部組織出身で、2020年7月にトップチームデビューを飾り、公式戦通算106試合出場で41ゴール16アシストをマーク。2022-23シーズンはリーグ戦30試合出場で19ゴール7アシストを記録し、4シーズンぶり38度目のリーグ優勝に大きく貢献した。

 また、ポルトガル代表の各年代別チームでも活躍し、FIFAワールドカップカタール2022開幕直前の親善試合でA代表デビューを果たすと、ラウンド16のスイス代表戦でハットトリックを達成したことで一躍世間に名が知れ渡った。多くのクラブから関心を寄せられていたG・ラモスだが、新シーズンからはPSGでプレーすることが決定的となった。

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