aespa、“海外アーティスト最速”東京ドーム成功でカリナ涙 日本語曲も…スペシャル演出にファン熱狂<ライブレポ/セットリスト>

【モデルプレス=2023/08/06】4人組メタバースグループaespa(エスパ)が、8月5日・6日の2日間にわたり「aespa LIVE TOUR 2023 ‘SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN -Special Edition-」を開催。海外アーティストとしてデビューから史上最速の東京ドーム公演を成功させた。

【写真】aespa、東京ドームで圧巻パフォーマンス

◆aespa、海外アーティスト史上デビューから最速で東京ドームへ

KARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)からなるメタバースグループaespa。「自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する」という世界観をベースに、各メンバーにはメタバース空間にアバター(ae)が存在する。

2020年11月のデビューから2年9か月で迎えた初東京ドーム公演は、WINTERが「もっとカッコイイ女になるために一生懸命準備しました」と語るほど、新セットリストが組まれるなど特別バージョンに。テクノロジーを駆使した映像演出はもちろん、ムービングステージ、リフト、トロッコといった大規模舞台装置を多数使用し、aespaとMY(aespaのファンネーム)の祝祭のような2日間となった。

ライブのテーマ「HYPER LINE」には、「aespaとae-aespaとMYが共に会える場所」という意味が込められている。オープニング映像では、aespaメンバーとae-aespaを繋げる役割を果たすnaevis(ナビス)が巨大なLEDモニターの中央に映し出され、4人の名前をコール。するとモニターにae-aespaが現れた後、ステージ上にaespa本人たちが登場。割れんばかりの歓声が、歴史に刻まれる東京ドーム公演の始まりを告げた。

◆東京ドーム公演だけのスペシャル演出が続々

1曲目は、逆境に立ち向かっていくガールズたちの連帯を歌った「Girls」。東京ドーム中の掛け声が彼女たちの闘いを後押しする。WINTERがギターをかき鳴らすパートは、東京ドーム公演では特別バージョンに。1曲目から東京ドームを掌握する4人の歌唱力が観客たちを湧き立たせた。

「What’sup TOKYO DOME!!」の一声から始まったのは、aespaの持つエネルギーを証明する「Anergy」。続く「Iʼll Make You Cry」「Savage」ではメインステージがアリーナ席の観客たちの頭上を移動ながら、センターステージへと姿を変えた。

続いては、KARINAのソロナンバー「Menagerie」。自身が作詞した同曲で、ラップの実力を披露するKARINA。ステージにはKARINAの分身のようなダンサーと、彼女のアバターが出現し、メタバースで複数のKARINAがシンクロしていくSF映画のような迫力を見せてくれる。続く「Illusion」でも背後のモニターにaeメンバーたちが登場。異次元同士が融合していく未来的な演出でさらに観客を引き込んだ。

「Thirsty」からは雰囲気を変え、彼女たちのガーリーな魅力が引き立セクションへ。「Lucid Dream」ではサイドのステージのせり上がりをテーブルに見立て、幻想に浸る少女の姿を表現した。

◆GISELLE&WINTER、日本語曲で特別なソロステージ披露

冒頭のMCでは、GISELLEが「MY-J、ただいま!」と日本への凱旋を告げ、熱狂的な声援が送られる。「東京ドームでの公演は初めてですが、たくさんのMYと一緒にいられて嬉しいです」と初東京ドーム公演の喜びを伝えた。

続くGISELLEのソロは、これまでのヒップホップナンバー「2 Hot 4 U」から、東京ドームのために制作した自作ソロ曲「Keep Going」に変更。メインラッパーとして活躍するGISELLEが、「MYのために作った」というこの曲では日本語の高音バラードを披露した。

GISELLEだけでなく、WINTERも東京ドームでソロパートを特別なステージに。BoAの有名日本語楽曲「Shine We Are!」をカバーし、平成J-POP的な魅力で観客を虜にした。

ここで華やかなドレスからカラフルなY2Kファッションにチェンジした4人が再登場。「ICONIC」「Hot Air Balloon」とポップなビートが響く楽曲が続き、「YEPPI YEPPI」「Hold On Tight」はEDM風にアレンジされ、東京ドームがディスコのような盛り上がりに。

最新活動曲「Spicy」の後は、「YOLO」でメンバーがトロッコに乗ってさらにファンの目の前に近づいた。

NINGNINGのソロ「Wake up」では、メインボーカルとして活躍しながらオールマイティーな彼女がヒップホップナンバーでラップを披露。力強くワイルドな魅力を炸裂させる。

そしてロックアレンジされたヒット曲「Next Level」で、まさにレベルの違う熱気の中クライマックスへ向かっていく会場。デビュー曲であり、Black Manbaとの対決を最も象徴する「Black Manba」で本編は幕を閉じた。

◆KARINAが涙 MYたちへの感謝を語る

アンコールでは4人が「Till We Meet Again」を歌いながらトロッコに乗って登場し、会場中のMYたちとコミュニケーション。今回特別に追加された“aespaの世界に招待する”曲「Welcome To My World」で神秘的な美声を響かせた後は、メンバー達の最後のコメントタイムへ。

WINTERは「大切な時間を割いて私たちの会いに来てくれて本当にありがとうございます。投資してくださった分、惜しくないと思えるような時間になってくれたら嬉しいです。私たちもその分、これからももっと一生懸命頑張ります」とファンへの恩返しを約束。

NINGNINGは「昨日と今日、人生にとって本当に歴史的な瞬間になりました。多くの皆さんと一緒にこの瞬間を過ごすことができて、感謝しています。本当に幸せでした。20年経った時に、今日のこの映像と、そして思い出をまた振り返った時に、きっと胸がいっぱいになると思います」と東京ドーム公演の意味深さに思いを馳せた。

そしてKARINAは「Welcome To My World」を歌ったことを思い返し「本当に胸が熱くなりました。『私たちの世界に来てくれてありがとう』という歌なのですが、みなさん本当に本当にありがとうございます…」と、思わず言葉を詰まらせ涙。GISELLEの肩に顔をうずめて涙するKARINAに、会場中のファンももらい泣き。さらにKARINAは「これからも一生懸命頑張って、そして愛される資格のあるaespaになりたいと思います。大勢いるアーティストの中で、私たちを選んでくれてどうもありがとうございます。その気持ちに応えられる歌手になりたいと思います。これからも見守っていてください」とファンへの思いを伝えた。

GISELLEは日本語で「東京ドームでできることになって、本当にありがたいし嬉しいです」と感謝。「こうして私たちがMYの皆さんからいいエネルギーをいただいた分、MYの皆さんもたくさんのいいエネルギーを持ち帰ってくださいね」と優しく呼び掛けた。

フィナーレの「ICU」では再びトロッコに乗り込み、ファン1人1人と目を合わせながら最後の時間を楽しんだ4人。ラストの写真撮影では、ファンからのサプライズで客席に全体に「aespa is my WORLD」の文字が。感激した4人は「行きたくないです」「もう一度東京ドームでやりたいです、来てくれますよね?」と名残惜しそうに言葉にしながら、ステージを後にした。

記念すべき東京ドーム公演を成功裏に納めたaespa。8月18日には、英語楽曲のグローバル・シングル「Better Things」をリリースし世界中のファンの期待に応える予定だ。(modelpress編集部)

◆セットリスト

8月6日 @東京ドーム

01. Intro + Girls
02. Anergy
03. Iʼll Make You Cry
04. Savage
05. KARINA -Menagerie
06. Illusion
07. Thirsty
08. Lucid Dream
09. Dreams Come True
10. GISELLE – Keep Goin
11. Life's Too Short
12. I'm Unhappy
13. Lingo
14. Don't Blink
15. WINTER – Shine We Are!
16. ICONIC
17. Hot Air Balloon
18. YEPPI YEPPI
19. Hold On Tight
20. Spicy
21. YOLO
22. NINGNING – Wake up
23. Salty & Sweet
24. Next Level
25. Black Mamba
26. Till We Meet Again
27. Welcome To My World
28. ICU

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