開業予定まで約半年!北大阪急行「箕面延伸」今にも電車が来そうな「完成間近」の現場

2023年度末開業を目指して工事が進む北大阪急行の延伸区間。どの程度、工事が進んでいるか、現地を確認してきました。

地下駅・箕面船場阪大前駅の地上部分も工事中

 いよいよ2023年度末に開業が迫る、北大阪急行の千里中央~箕面萱野の延伸区間。工事も大詰めを迎える中、完成形に近づいてきた現地の様子を見てきました。 現在の北大阪急行の終着駅である千里中央駅から、次の駅「箕面船場阪大前駅」までは地下区間です。千里中央駅からバスに乗り換えて約5分、新船場南橋で下車して新御堂筋に沿って歩くと、やがて工事中の箕面船場阪大前駅が見えてきました。1年前はまだ地下を掘削している段階だったのが、すでに駅舎ができてきており、大きな穴はすっかりふさがれ、地下から伸びるエレベーターやパラソル風の屋根、新御堂筋を渡る歩行者デッキの工事中でした。

 駅と直結する予定の箕面市立船場生涯学習センターの地下入口前には、2023年度末の延伸区間の開業を告知するポスターが貼られていました。 箕面船場阪大前駅を出ると、線路は地下から飛び出し、高架区間となります。高架橋部分では線路敷設の仕上げ作業の真っ最中。酷暑の中、急ピッチで作業が進められているのが見えました。すでに電気を取り込むための「第三軌条」や信号機、標識なども姿を現し、今にも電車が走って来そうな雰囲気です。 終点となる箕面萱野駅は、ホーム部分でかなり工事が進んでいます。ホーム、屋根、縦格子風の壁ができていて、よく見るとホーム上にはすでにホームドアらしきものも見えました。以前は更地だった隣接の駅ビル予定地にはシートで覆われていて、着々と建設が進んでいる様子がうかがえます。 最後に、延伸の起点となる千里中央駅のホームに戻って、ホーム先端部分から奥を見ると、延伸部分の線路の整備が進んでいました。駅構内には延伸区間の開業をPRするポスターもあり、開業に向けての雰囲気を盛り上げています。 8月1日からは、延伸線開業に向けて3編成が増備され、それぞれ箕面市の魅力をPRするラッピング列車として運行を始めます。箕面市民とって悲願であった大阪中心街への直結が実現し、沿線住民の通勤・通学、買い物などの利便性もより上がるでしょう。具体的な開業日の決定が待たれます。

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