“定位置”の最終日最終組から逆転Vを狙う中島啓太「パターが入ってくれれば」

<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 3日目◇5日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7231ヤード・パー71>
 
賞金ランキング2位につける中島啓太は3日目、6バーディ・2ボギーの「67」で回り、トータル8アンダーとして首位とは2打差の2位タイに浮上。初日からトーナメントリーダーを守る稲森佑貴、同じく2位タイの永野竜太郎との最終日最終組で逆転優勝を狙う。
4つ伸ばしたラウンドだったが、パッティングに苦労した。「2日目が3パットが3回で、今日も2回していて、もったいないミスが目立つ。それが原因で2桁アンダーまで伸ばせていない」と冷静に分析。大会3日間で7つのボギーを叩いているが、実に5つが3パットによるものだ。
 
グリーンも猛暑の影響で、「グリーンが“ふわふわ”している感じ。キャディさんは『パンケーキみたい』と表現をしていました。ボールが浮いている感じで登りはすごく重い。風も影響してきますし、グリーン上は難しいと思いますね」と、やはり逆転優勝へのカギはパッティングとみる。
 
今回の開催コースである横浜カントリークラブは、2018年の「日本オープン」で予選落ちをしている。そのときに勝ったのは稲森だった。「5年前から成長はしていると思いますし、パッティング以外は本当に良い状態だと思うので、明日パターが入ってくれれば、優勝のチャンスもあると思うので、そこに集中したいと思います」と自信をのぞかせる。
 
今シーズン最終日最終組は5週連続を含む6度目となる中島。その中でも6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」では、単独2位から最終日をスタートして、尊敬する先輩・金谷拓実に追いつき、プレーオフで涙のプロ初勝利を挙げた。「最終組に入って優勝争いの状況をすべて把握しながら、プレーするほうが僕は得意なので。強い気持ちで明日はやりたいなと思います」。ツアー通算3勝目へ、勝負の日曜日を迎える。(文・神吉孝昌)

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