バイエルン、ケイン獲得へオファー増額か…トッテナムに総額1億ユーロ以上を提示?

 バイエルンは、トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの獲得に向けて、新たなオファーを提示したようだ。4日、ドイツメディア『スカイ』が報じた。

 今夏の移籍市場でストライカーの補強を熱望しているバイエルンは、かねてからケインの動向を注視。しかし、9000万ユーロ(約140億円)+ボーナス最大1000万ユーロ(約16億円)のオファーもトッテナムに拒否されていた。一方、同選手との現行契約が2024年6月末までとなっているトッテナムとしても、来夏のフリー放出および国内のライバルクラブへの移籍は絶対に阻止したいところであり、現在もクラブ間交渉が続いている。

 今回の報道によると、バイエルンは固定で支払う部分を9500万ユーロ(約148億円)に引き上げ、総額1億ユーロ(約155億円)以上となるオファーを提示。トッテナムのダニエル・レヴィ会長に対し、数時間以内での返答を求めたようだ。ただ、トッテナムが要求する1億1600万ユーロ(約180億円)とはまだ隔たりがあり、“タフネゴシエーター”として知られるレヴィ会長が、バイエルンの提示に対して首を縦に振るかは未知数だ。

 先月28日に30歳の誕生日を迎えたケインは、トッテナムの下部組織出身。レンタル期間を除き、“スパーズ”一筋でプレーしている。これまで公式戦通算435試合に出場しており、クラブ歴代最多となる280ゴールをマーク。また、主将を務めるイングランド代表では、84キャップを数えており、歴代トップの58ゴールを挙げている。しかしながら、クラブ・代表ともに、いまだチームタイトルを掲げることができていない。

 プレミアリーグでは通算213ゴールを挙げており、アラン・シアラー氏が保持する歴代最多得点記録「260」の更新にも期待がかかっている。新シーズンの開幕まで残り1週間となったなか、ブンデスリーガの“絶対王者”への移籍は成立するのだろうか。

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