「それ入るんだ、みたいな」 チャンス逃しもロングパット一撃で好転 渋野日向子が首位で決勝Rへ

<フリードグループ・スコティッシュ女子オープン 2日目◇4日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>

渋野日向子が5バーディ・1ボギーのラウンドで4つ伸ばし、トータル12アンダーの単独首位で2日目を終えた。2位のマヤ・スターク(スウェーデン)とは2打差。残り2日間で、米国女子ツアー本格参戦後の初優勝を狙う。ホールアウト後には大会を放送するWOWOWのインタビューに答え、「まあまあよかった」と振り返った。
この日のフェアウェイヒットは7回とわずか半分。それでもしぶとくグリーンを捉え続け、パーオンは16ホール。常々課題として挙げているパーオン率が高いことについては納得の表情を見せるも、そのぶんパッティングが決まらなかったことは反省材料。「スタートから3パットしてしまって」とボギー発進。それでも2番では2メートルにつけてバーディ。5番のパー5では連日の2オンで楽々バーディとスコアを伸ばすことには成功したが…。

1アンダーで折り返したとはいえ、「入ってほしいのがあんまり入らなかった」と入れごろ外しごろのバーディトライがカップに沈まない。そんな状況を一変させたのが11番のパー3だった。ティショットをグリーンの左端に乗せると、カップまでおよそ8メートルを見事に決めてみせた。「それ入るんだ、みたいなのが入ったのはラッキーかな」と、ここで勢いをつかむと、14番では1メートル以上スライスする難しい7メートルのバーディパットがカップに吸い込まれた。

終盤はティショットが曲がる場面もあったが、「ドライバーが散ったとしても、そこからなんとかしてパーを取るとか、安定したゴルフができているのはすごくいいと思う」と落ちついたプレーぶりが光る。最終18番パー5でもティショットが右のラフに入ったが、3打目を2.5メートルに寄せてバーディ。「まだ2日目なので、そこまで緊張はしていなかった」と、上位争いや首位のプレッシャーを感じることなく、最後まで流れを切らさなかった。

「あと2日間悔いの残らないように頑張りたい」と見据える週末のプレー。前週の「アムンディ・エビアン選手権」では日米通じて6試合ぶりの予選突破。そして今週は相性のいいイギリスでの好プレー。次週の全英に向けても、ここで結果を出しておきたいところだ。

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