タイガー・ウッズの意向を尊重?!　来季の“格上げ大会”の一部は予選カットを実施

米PGAツアーの2024年のスケジュールは来週、8月8日にプレーオフ第１戦、「フェデックス・セントジュード選手権」の会場で発表されるが、その一部が米メディアに漏れ伝わった。
来季は13年以来のカレンダーイヤー、1月開始の年間スケジュールに変更。39試合のレギュラー大会に、メジャーを除く12試合が限られた出場選手に高額賞金で行われる“格上げ大会”となる。その４大会で“予選カット”が行われるという。
 
当初、PGAツアーのジェイ・モナハン会長は“格上げ大会”を予選落ちなしで行うとしていたが、これに異論を唱えていたのはタイガー・ウッズ（米国）で、「ゴルフトーナメントは72ホールで予選カットを実施すべき」と主張していた。タイガーは8月1日にPGAツアーの“ポリシーボード”（政策委員会）のメンバーに加わったことが発表されたばかり。
 
米ゴルフウィーク誌などによると、予選カットが実施される“格上げ大会”は、第5のメジャーと呼ばれるPGAツアーのフラッグシップ大会「ザ・プレーヤーズ選手権」に加え、タイガーがホストを務める「ジェネシス招待」、ジャック・ニクラス（米国）がホストの「メモリアル・トーナメント」、そして「アーノルド・パーマー招待」。出場選手数は最大で80名で、上位50位が決勝ラウンドへ進む。ザ・プレーヤーズ選手権はこれまで通り、フルフィールドの144選手で行われる。（文・武川玲子＝米国在住）