橋本愛、涙で森田剛との撮影振り返る「癒されない傷があって」<アナウンサーたちの戦争>

【モデルプレス=2023/08/04】女優の橋本愛が4日、都内で開催されたNHKスペシャル 『アナウンサーたちの戦争』(14日よる10時~)取材会に出席。俳優の森田剛との撮影を涙して振り返った。

【写真】橋本愛が涙で撮影振り返る

◆森田剛主演「アナウンサーたちの戦争」

本作は、太平洋戦争で日本軍の戦いを支えていたラジオ放送による「電波戦」に焦点を当て、ナチスのプロパガンダ戦に倣って「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた日本放送協会とそのアナウンサーたちの姿を描く。森田は和田信賢アナウンサー、橋本は和田実枝子アナウンサーを演じる。

この日は館野守男アナウンサー役の高良健吾、 米良忠麿アナウンサー役の安田顕、新延明氏(制作統括/NHK)、一木正恵氏(演出/NHK)も出席していた。

◆橋本愛、涙で撮影振り返る

森田の芝居について、橋本は「本読みの時から、森田さんの芝居を間近で感じたときに圧倒されて。『あ!本当にすさまじいな』と思ったし、壮絶な信賢さんの姿を1番近い存在として、隣で近くで見られるっていうことの幸福を日々強く感じていました。私はこの作品を演じている間に、だいぶやられてしまって」と発言。

「時間がかかっても、あまり癒されない傷があって」と吐露した橋本は、言葉を詰まらせながら「森田さん自身が本当に本気でぶつかって。和田信賢さんという実在した1人の人を演じられているっていうその熱量を感じて。『あ、私が今受けているこの傷は、間違いじゃないな』とか『これは逃げてはいけないな』という風に思いながら演じていました」と森田の芝居に衝撃を受けた様子だった。堪えきれずに涙も流した橋本だったが、安田の軽妙なトークによって笑顔を取り戻していた。

◆橋本愛、言葉の重み語る

本作への思いを聞かれた森田は「ここに来るときも、代々木公園とかを通ってきて『こういう人たちは、今日こういう会があることも全く知らないんだろうな』と思って。それが幸せなことなんだろうけど、なんか悔しい気持ちもするし、だからより多くの人に届けたいし、見てほしいなという風に思っています。よろしくお願いします」とコメント。

橋本は「台詞にもありましたけど、ラジオという夢の機械だと思っていたものが悪魔の拡声器になってしまったっていうことが、とてもとても重い事実として、歴史としてあって。私自身もこういう仕事をしながら今こうして言葉を喋って、その言葉によって誰かの心に残ってしまうかもしれないし、もしかしたら社会を変えてしまうかもしれないようなそんな力を持っていて」と語った。

続けて「発信者としての恐ろしさも感じながら、翻ってその言葉を受け取る側の身として、今ネットや新聞や記事やテレビで話されているこの言葉や情報っていうものは本当なんだろうかっていう、そういった真実と嘘を見極める力っていうものを、私自身もこちら側としても研鑽していかないといけないっていう、どちら側の責任というものをすごく重く感じました。今この作品を観る方々が、それぞれに受け取ってくだされば幸いです」と呼びかけていた。(modelpress編集部)

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