タイガー・ウッズがPGAツアーの一員へ LIVゴルフとの統合にモノを言う!?

1日、PGAツアーと選手理事会はタイガー・ウッズ(米国)が“ポリシーボード”(政策委員会)のメンバーに加わったことを発表した。
6月に米PGAツアーとDPワールド(欧州)ツアーが、LIVゴルフを支えるサウジアラビアの政府系ファウンド、PIFと統合することを発表。今後はその詳細が話し合われて具体的なツアーが決められる。米PGAツアーは統合の内容を決めていく段階において選手会が賛同を得ることを条件としているが、不明瞭なことが多く選手らは大きな不満を口にしている。

“ポリシーボード”のメンバーは昨年、4人から5人に増員されローリー・マキロイ(北アイルランド)、パトリック・キャントレー、ウェブ・シンプソン、チャーリー・ホフマン、ピーター・マルナッティ(ともに米国)がボードメンバーとなった。これにタイガーが加わり6人となる。

タイガーは「PGAツアーの選手の代表となることはとても光栄なこと」とコメントを発表。「今、ツアーにとって非常に重要な時期。これからツアーに起こる変革においてファン、スポンサー、そして選手にとってもっともすばらしいものにするべく、我々選手はベストを尽くしたい。我々選手の不安について話し合うことに賛成してくれたモナハン会長に感謝し、これからモナハン会長とテーブルにつき、我々が愛するゲームの未来のために正しい決断をしたい」とした。

タイガーは6月に統合が発表されて以来、ほぼ沈黙を守っていた。モナハン会長は「タイガーの意見、リーダーシップはこれまでも大きくPGAツアーを成功に導いてきた。この重要な時期にタイガーの声は非常に重要でより大きな影響がある」とタイガーの参入を歓迎した。またPGAツアーは変革を支援する選手を発表しタイガーらボードメンバーに加え、ジョーダン・スピース、スコッティ・シェフラー(ともに米国)、ジョン・ラーム(スペイン)、アダム・スコット(オーストラリア)、トム・キム(韓国)らに加え、松山英樹も名前を連ねた。

次回の選手会とツアーのミーティングは次週、フェデックスカップ・プレーオフ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」の火曜日、8月8日に会場のあるメンフィスで行われる。(文・武川玲子=米国在住)

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