FWデンベレのPSG移籍が近づく? 驚愕の“奉仕案”で当初の契約解除金と同額程度のまま交渉成立か

 バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍が近づいているようだ。7月31日、スペイン紙『アス』が報じている。

 かねてより、バルセロナを指揮するシャビ監督の下で復活したデンベレに対して、PSGが関心を寄せていることが伝えられてきた。現行契約は2024年夏までで、契約解除金は8月1日以降に5000万ユーロ(約78億円)から1億ユーロ(約156億円)にまで引き上げられることが明らかになっており、7月31日までに決着が付くのかが最大の焦点と目されていた。

 そのなかで、デンベレは、自身の退団によりバルセロナが少しでも多くの利益を得られる“奉仕案”を提示し、それをクラブも認めたとのこと。『アス』によると、現行契約の解除条項には、同条項発動時にバルセロナ側と選手側で解除金を折半する項目が盛り込まれており、仮に5000万ユーロの契約解除金が支払われた場合は、お互いに2500万ユーロ(39億円)を受け取ることになるという。一方で、同選手は、当初から強引な契約解除という手法ではなく、クラブ間合意の上で移籍することを望んでいた。だからこそ、2500万ユーロの権利を一部放棄することで、双方のクラブを交渉の席に座らせたようだ。

 当然、PSG側は、契約解除金として設定されていた5000万ユーロ以上の移籍金を支払う意思はないため、同額程度でクラブ間合意に至る見込み。ただし、デンベレの“奉仕案”により、バルセロナ側は2500万ユーロ以上の利益を得ることになる模様。また『アス』は、同選手売却金のうち35パーセントを移籍金として使用できることも併せて報じている。

 このままなら、デンベレ移籍交渉は穏便にまとまりそうだ。

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