ベリンガムがプレシーズンマッチでデビュー! レアル指揮官「このチームに新たな一面を与えてくれる」

 レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は23日、アメリカで行われている『サッカー・チャンピオンズ・ツアー』のミラン戦後の記者会見に出席。この一戦にトップ下の位置で先発出場し、新天地でのデビューを飾ったイングランド代表MFジュード・ベリンガムに賛辞を贈った。スペイン『アス』など複数メディアがコメントを伝えている。

 試合は前半に2点のリードを奪われたレアル・マドリードだったが、ハーフタイムに8選手を入れ替えると、この試合唯一のフル出場となったフェデリコ・バルベルデの2得点で追いつき、最後は後半からの出場となった“新7番”ヴィニシウス・ジュニオールのゴールで3-2と逆転勝利を収めた。

 試合後、今夏の移籍市場でドルトムントからレアル・マドリードに加入し、この試合で63分までプレーしたベリンガムについて指揮官は「良いプレーをしていた。チームは彼のクオリティに慣れないといけない」と語り、「とても素晴らしい。非常に重要な選手だ。完璧なインサイドプレーヤーで、インテンシティがあり、ボールのないところでもよく動いている。このチームの他の誰とも異なる選手だ。スペースを見つけるのが上手く、このチームに新たな一面を与えてくれるだろう」とコメント。その能力の高さに感嘆し、大きな期待を寄せた。

 また、新たに挑戦している新システム(4-3-1-2)については「満足している」としつつ、「まだ修正しなければいけない部分もある」と指摘。ベリンガムの適正に関しては「今日のシステムなら10番(トップ下)で、4-3-3なら右のインサイドになるだろう。ボックスの近くでプレーすることを考えれば、10番がベストだが、システムによる」との見解を示しつつ、「シーズン中にどうなるか様子を見る必要がある」と主張した。

 一方、4-3-3を採用した場合にベリンガムが“偽9番”の役割を担う可能性について問われると、「その場合のストライカーはロドリゴだ」と述べ、「サイドにはバルベルデや(アルダ)ギュレルなどのオプションもある。また、プレーメーカーとストライカーでプレーするオプションもあり、その場合はベリンガムとロドリゴがベストだろう」との考えを続けた。

【動画】ベリンガムのパフォーマンスは!? レアル対ミランのハイライト

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