「非常に知的な選手」…フランクフルト新指揮官が“衰え知らず”の長谷部誠を称賛

 フランクフルトを率いるディノ・トップメラー監督が、同クラブ所属の元日本代表MF長谷部誠を称賛した。30日、『ビルト』や『シュポルト1』など複数のドイツメディアがコメントを伝えている。
 
 現在39歳の長谷部は、2014年夏にニュルンベルクからフランクフルトに加入。ここまで公式戦通算290試合に出場し、チームの主力選手としてヨーロッパリーグ(EL)制覇やDFBポカール優勝を経験している。在籍9年目となった昨シーズンも、センターバック(CB)を主戦場に公式戦27試合に出場。一部では現役引退が囁かれながらも、今年3月にクラブとの契約を2024年6月末まで延長し、選手キャリアの続行が決定した。

 長谷部が所属するフランクフルトでは、2021年夏から指揮を執っていたオリバー・グラスナー前監督が昨シーズン限りで退任。かつてユリアン・ナーゲルスマン氏のアシスタントを務めた経験もある42歳のトップメラー氏が新指揮官に就任した。新監督の下での起用法に注目が集まる長谷部だが、28日に行われたフィテッセとの親善試合(1-1△)では先発出場を果たしている。試合後に長谷部のパフォーマンスについて問われたトップメラー監督は、「彼は素晴らしい選手だし、フィットネスは最高だね」と前置きしつつ、次のように称賛の言葉を続けている。

「今のところは、エバーグリーン(衰え知らず)のように見える。彼はセンセーショナルな男だ。後方で我々に安心感を与え、相手のギャップを突き、スペースにボールを供給することができる非常に知的な選手だ。彼がここにいることを嬉しく思う。若いか、年老いているかなど関係ない。今シーズンもまだまだ出番があるだろう」

 フランクフルトは今後、現地時間8月5日にノッティンガム・フォレストとの親善試合を行い、同13日のDFBポカール1回戦ではロクコモティヴェ・ライプツィヒと対戦。そして20日のブンデスリーガ開幕節では、ホームにダルムシュタットを迎える。在籍10年目の長谷部のプレーにも注目が集まる。

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