チェルシー、スペイン代表GKサンチェスにオファー提示か…ブライトンも放出に前向き?

 チェルシーが、ブライトン所属のスペイン代表GKロベルト・サンチェスの獲得を狙っているようだ。8月1日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在25歳のサンチェスは母国のレバンテの下部組織を経て、2017年夏にブライトンのユースに加入。下部リーグへの複数回のレンタル移籍を経て、2020-21シーズンにトップチームデビューを果たした。程なくして正GKに定着すると、2021年9月にはスペイン代表にもデビュー。しかし、昨シーズンは終盤に32歳のイングランド人GKジェイソン・スティールに定位置を奪われ、4月23日のFAカップ準決勝以降はピッチから遠ざかっていた。

 控えGKに降格した形となったサンチェスだが、アメリカ開催のプレシーズンツアーに臨むメンバーにも招集されず。クラブが今夏の移籍市場で、アンデルレヒトからU-21オランダ代表GKバート・フェルブルッゲンを獲得したこともあり、2025年6月末の契約満了を待たずしての退団の可能性が浮上している。

 そんななか、今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎えたチェルシーが、サンチェスの獲得を目指しているようだ。今夏の移籍市場で、セネガル代表GKエドゥアール・メンディ(現:アル・アハリ)が退団した同クラブは、スペイン代表GKケパ・アリサバラガの競争相手となり得る選手の獲得を望んでいる模様。かねてから動向を注視していた元カメルーン代表GKアンドレ・オナナがマンチェスター・Uに加入したことを受け、サンチェスに白羽の矢を立てたようだ。

 チェルシーは既に正式な獲得オファーを提示したとのこと。現時点でブライトン側は入札に応じておらず、クラブ間での交渉が続いているようだ。なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ブライトンは今夏のサンチェス売却を前向きに検討しているとのこと。また、選手本人に至っては、既に今夏のブライトン退団とチェルシー加入を受け入れているようだ。

 新監督の下で新たなスタートを切るチェルシー。果たして“新守護神候補”としてサンチェスを獲得することになるのだろうか。

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