SixTONES京本大我、舞台「シェルブールの雨傘」主演決定 10年ぶり上演の大作にプレッシャーも

【モデルプレス=2023/07/31】SixTONESの京本大我が、11月〜12月に東京・大阪にて上演される舞台『シェルブールの雨傘』で主演を務めることが決定。同作は約10年ぶりの上演となる。

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◆舞台「シェルブールの雨傘」

『シェルブールの雨傘』は1964年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画で、台詞も含めた全編が音楽のみで構成。その表現と作品性が高く評価され、第17回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。

アルジェリア戦争を時代背景にギイとジュヌヴィエーヴという将来を誓い合った若い2人の恋を描いた本作は、戦争により引き裂かれた恋が終わりへ向かう姿を「ロシュフォールの恋人たち」や「華麗なる賭け」などの名曲を生み出した映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが紡ぐ美しい旋律に乗せて描く。戦争に翻弄され、若さゆえに互いへの想いを守り続けることができなかった2人の生き様は、世界中の観客の心を揺さぶり、公開からおよそ60年経った今もなお愛される不朽の名作である。

◆京本大我、舞台「シェルブールの雨傘」主演に抜擢

1983年に日本で舞台化され、これまで様々なキャストで再演を重ねてきたが、この度、新たなキャストと演出により約10年ぶりの上演が決定。主演は、ドラマ、映画、音楽など舞台のみならず幅広い分野でも多彩な才能をみせ、近年ではその卓越した演技と歌唱力で『ニュージーズ』や『エリザベート』といったミュージカルの大作に次々と抜擢されている京本が務める。

2022年には音楽も担当したミュージカル『流星の音色』で、主演として確かな実力を発揮し高い評価を得た京本。共演は、宝塚歌劇団トップ娘役として活躍し、この公演が退団後初めてのミュージカル出演となる朝月希和、『ショウ・マスト・ゴー・オン』『博士の愛した数式』など話題の舞台に出演し進境著しい井上小百合、『ボーイズ・イン・ザ・バンド〜真夜中のパーティー〜』『歌うシャイロック』など様々な舞台で活躍する渡部豪太、女優・シンガーとしての活動をはじめ、『エリザベート』『ハウ・トゥー・サクシード』『ジェーン・エア』など舞台での活躍も光る春野寿美礼。いずれも華やかさと実力を兼ね備えた顔ぶれが揃い、珠玉の名作を色鮮やかに届ける。

演出には元宝塚歌劇団演出部で、現在はミュージカルや音楽劇、レビュー、コンサートなど幅広いジャンルで演出を手掛ける荻田浩一氏。ジャック・ドゥミとミシェル・ルグランが紡ぐ甘く切ない世界に誘う。

主演に抜擢された京本は「この度は『シェルブールの雨傘』に出演できること、大変光栄に思います」と喜びをコメント。「大作への出演にプレッシャーも感じますが、この作品を令和の時代に上演する意味、そして僕が務めさせていただく意義を、稽古期間を通してよく考え、皆様に自信を持ってお届けすることをお約束します!」と意気込んでいる。

なお、同舞台は11月4日〜26日・新橋演舞場、12月3日〜10日・大阪松竹座、12月14日〜16日・広島文化学園HBGホールにて上演される。(modelpress編集部)

◆京本大我コメント

この度は『シェルブールの雨傘』に出演できること、大変光栄に思います。作品を拝見し、フランスらしさの詰まった色彩感覚、そしてミシェル・ルグラン氏による楽曲の上品さに非常に感銘を受けました。大作への出演にプレッシャーも感じますが、この作品を令和の時代に上演する意味、そして僕が務めさせていただく意義を、稽古期間を通してよく考え、皆様に自信を持ってお届けすることをお約束します!また、音楽でストーリーを紡いでいく形になると思うので、役を通して歌唱表現の幅も更に広げていきたいと思います。是非、劇場でお待ちしております。

◆ストーリー

1957年秋、アルジェリア戦争が続くフランスの港町シェルブール。病気の伯母・エリーズと共に暮らす20 歳の自動車整備士のギイ(京本大我)は、17歳のジュヌヴィエーヴ(朝月希和)と将来を誓い合った恋人同士です。未来の子どもの名前を話し合うほど結婚に向け思いが募る2人に対し、ジュヌヴィエーヴの母で雨傘店の店主・エムリ夫人(春野寿美礼)は、若すぎることを理由に2人の結婚に反対していました。そんな時、ギイにアルジェリア戦争への召集令状が届き戦地へ赴くことに。2人は永遠の愛を誓い合ってシェルブール駅で別れるのでした。

ギイが戦地に旅立った後のある日、妊娠に気付くジュヌヴィエーヴ。ギイからは喜びの手紙が届きましたが、次第に届く手紙の数は減ってゆき、ジュヌヴィエーヴは不安を募らせていくのでした。そんな中で知り合った宝石商カサール(渡部豪太)が、お腹にギイとの子がいるのを承知でジュヌヴィエーヴに求婚します。エムリ夫人の勧めもあり、ジュヌヴィエーヴは街を出て、カサールと共にパリで新生活を始める選択をするのでした。

2年後、足を負傷し除隊となったギイはシェルブールに戻ってきました。恋焦がれた恋人に会うため雨傘店を訪れますが、店の所有者も変わり、ジュヌヴィエーヴが結婚しパリへ移り住んだことを知ります。自暴自棄になり酒に溺れるギイ。伯母エリーズも亡くなり、悲嘆にくれるギイでしたが、自分の不在の間も以前と変わらず献身的に伯母を支えてくれたマドレーヌ(井上小百合)の励ましにより、心を入れ替えついにガソリンスタンド経営という長年の夢を叶えます。そしてどんな時も傍に寄り添ってくれたマドレーヌに求婚するのでした。

子どもにも恵まれ、シェルブールで家族3人仲良く暮らすギイ。あるクリスマスの夜、ギイの店に1台の車が給油に訪れます。運転席に座るのはあの日シェルブール駅で別れた彼女で…。

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