PGAツアーにまた動き? モナハン会長が選手にメモを送付、その内容は…

PGAツアーのジェイ・モナハン会長が復帰し、レギュラーシーズン残り2戦となった「3Mオープン」で選手にメモを送付した。サウジアラビア系のファンド・PIFとの提携、来季のスケジュール、“飛ばないボール”問題、LIV選手のPGAツアー復帰などについて語り、選手らのあいだでは大きな話題となっている。
2ページのメモで、2024年のスケジュールは2週後のプレーオフ初戦、「フェデックス・セントジュード選手権」の火曜日、8月8日に発表されることが明記され、来季は13年以来のカレンダーイヤー、つまり1月開幕となることが正式に記されている。

R&AとUSGAが進めているモデル・ローカル・ルール、飛びすぎるボールに規制をかけるいわゆる“飛ばないボール”をプロフェッショナルとエリート・アマチュアのみに適用するという新ルールには反対の立場をとることも発表。「R&AとUSGA、ボール製造メーカーとともに歩んでいく」としながらも「選手会と話し合った結果、選手がベストなプレーを披露すること、ファンとゲームのことを熟慮し、提案を支持できないという結論に至った」とした。

また6月6日に電撃発表されたPGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーとPIFとの統合に関する「枠組み」に米国投資銀行のレイングループのコリン・ネビル氏を“スペシャル・アドバイザー”として、またPGAツアーのポリシーボードから5選手を迎えるとした。

さらに“プレーヤー・ベネフィット・プログラム”なるものを開始、選手への保障としてLIVゴルフから高額の契約金を提示されながらもPGAツアーに残った選手にはなんらかの支払いがされることを具体的に検討するとしている。

そして最も話題となっているLIVゴルフに移籍した選手がPGAツアーで再び戦うことができるかという問題にもチームを結成、チーフ・プレーヤー・オフィサーでバイスプレジデントに昇格した元PGAツアー選手のジェイソン・ゴア(米国)を中心に復帰への道を探るとされた。

選手会ミーティングはフェデックス・セントジュード選手権の地、メンフィスで開催される予定だ。(文・武川玲子=米国在住)

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