チェルシー指揮官、人員整理の必要性を認める「厳しい決断を下さないと…」

 チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、依然として人員整理が必要であることを認めた。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 昨夏と今冬の移籍市場で大型補強を敢行したチェルシーは、昨シーズン後半戦にはトップチームに30人以上の選手が在籍することになり、チームはまとまることができず、2022-23シーズンはプレミアリーグで12位に終わった。

 挽回を目指す新シーズンに向けてチェルシーは今夏、フランス代表FWクリストファー・エンクンクやセネガル代表FWニコラス・ジャクソンなどを獲得している一方で、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチやドイツ代表FWカイ・ハフェルツ、イングランド代表MFメイソン・マウントら10人以上を売却した。

 それでも、アメリカで行われているプレシーズンには29選手が帯同しているほか、クラブには負傷により戦列を離れている選手や移籍が濃厚となっている選手たちも依然として在籍しており、人員整理は必要な状況となっている。

 26日に行われたニューカッスルとのプレシーズンマッチを1-1で引き分けた試合後、ポチェッティーノ監督は「現時点では非常に関係は良好だ。本当にいいメンバーで一緒に時間を共有している」と順調にチーム作りが進んでいることを明かした一方で、大きなスカッドは必要ではないことも強調した。

「どの試合でも3人、4人、5人ほどの選手がプレーできないことがある。難しい雰囲気になるからそれは難しいことだ。バランスの取れたチームを作る必要がある。プレーする機会があって、自分のポジションを争うことができることが重要だ。移籍市場でいい関係といいバランスを築くということは私たちにとって大きな仕事であり、課題だ」

「その後に選手たちがプレーできないと感じて不満を抱いているのであれば、状況を改善するためにクラブと解決策を見つけるつもりだ。選手たちが参加できないような巨大なスカッドを持つことはできない。そうすればチーム内に混乱が生じてしまうからだ。多くてもダメだし、少なくてもダメだ。数字的なことではない。だから、巨大なチームは必要ないということをはっきりとさせておく必要がある」

「私たちには22人、23人、24人の選手が必要で、さらに何人かの若い選手たちもいるのがいい。それだけだ。申し訳ないが、おそらく厳しい決断を下さないといけない。それでも、何かを競い合うためにバランスの取れたいいチームを構築する必要がある」

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