定位置確保なるか?…冨安健洋、アーセナル3年目へ闘志を燃やす「自分の価値を証明する」

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋が、新シーズンに向けた意気込みを語った。25日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。

 現在24歳の冨安は、2021年夏にボローニャからアーセナルに完全移籍加入。左右のサイドバック(SB)を主戦場にここまで公式戦通算53試合に出場し、3アシストをマークしている。昨シーズンはイングランド代表DFベン・ホワイトが右SBに主戦場を変えた影響もあり、出場機会が減少。また、3月のヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16での負傷によりシーズン最終盤を欠場するなど、悔しさが残る1年間となった。

 現地メディアのインタビューに応じた冨安は、昨シーズンを「難しい時期でした。ベン・ホワイトが非常に良いプレーをしていたので、正直に言うと自信を失っていました」と回想。その上で「ただ、4カ月の負傷期間で色々なことを考えました」と明かしつつ、来る2023-24シーズンに向けた意気込みを次のように示した。

「怪我や(先制点を献上した)マンチェスター・C戦のミスから学ぶ必要があります。良い時もあれば悪い時もある。悪い時から多くのことを学必要があると思っています。今は身体も頭も良い状態ですし、全てがポジティブです。僕にできることはピッチ上で自分の価値を証明すること。ピッチに立ちたいし、できる限りプレーしてチームを助けたいと思っています。どのポジションであっても気にしないですし、そのことについて監督とは話していません。ただ、チームを助けたいと思っています」

 クラブは今夏の移籍市場で、アヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得。最終ラインのさらなる競争激化も予想される。アーセナルでの3年目を迎える冨安は「トレーニングのレベルは昨シーズンよりも遥かに高いです。これはチームにとっても僕にとっても良いことだと思います。より良い選手になるためには、競争のある環境で優れた選手たちとプレーする必要があります」と、さらなる成長へ意欲を示した。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)