
フルアムは17日、ブラジル人FWウィリアンの再加入を発表した。
プレミアリーグでの実績豊富なベテランFWが、来たる2023-24シーズンもフルアムの一員としてプレーすることが決まった。新たな契約期間は2024年6月30日までの1年間で、1年間の延長オプションも付随。昨年夏にフルアムに加入したウィリアンは先月末に当初の契約が満了に。今夏の移籍市場においては、ノッティンガム・フォレスト加入やサウジアラビア行きが噂されていたものの、フルアムに“再加入”した形となった。
現在34歳のウィリアンは母国の名門コリンチャンスを経て、2007年夏にシャフタールに加入しヨーロッパデビューを飾る。同クラブで5シーズン半に渡って活躍した後、2013年夏にチェルシーに完全移籍加入。前線のポジションを幅広く務め、在籍した7年間で公式戦通算339試合出場63ゴール62アシストという成績を残し、合計5つのタイトルを獲得した。
2020年夏にはフリートランスファーでアーセナルに加入するも、適応に苦戦し、わずか1年後に古巣コリンチャンスへの復帰を決断。昨年8月には同クラブとの契約を解消し、フルアム加入でプレミアリーグ復帰を果たす。昨シーズンは左ウイング(WG)を主戦場に公式戦30試合の出場で5ゴール6アシストをマークし、昇格初年度のチームの10位フィニッシュに大きく貢献した。
フルアムへの再加入に際し、ウィリアンはクラブ公式サイトを通じて次のように喜びを語っている。
「フルアムともう1年契約できて幸せだよ。チームメイト全員、そしてこのクラブ全体とともに、昨シーズンの仕事を続けられることを嬉しく思う。今シーズンはさらに良い成績を収められると思うので、この素晴らしい冒険を続けられることを嬉しく思っているよ」