ベティスが今夏2人目の補強! リーズからマルク・ロカがレンタル移籍加入

 ベティスは17日、リーズからスペイン人MFマルク・ロカがレンタル移籍にて加入することを発表した。

 クラブの発表によると、レンタル移籍期間は2023-24シーズン終了時まで。スペインメディア『マルカ』や『アス』によると、買い取りオプションは付いていないという。当初、ベティスとリーズは買い取りオプション付きの契約で交渉を進めていたものの、買い取り時の金額で合意に至らなかったようだ。最終的には、2023-24シーズンにリーズがプレミアリーグ昇格を成し遂げられなかった場合、レンタル移籍期間が1年間延長される契約でまとまったとのことだ。

 ロカは1996年11月26日生まれの現在26歳。エスパニョールのカンテラ(育成組織)で育ち、2016-17シーズンのラ・リーガ第2節マラガ戦でトップチームデビューを飾った。同シーズンはその後もトップチームで主力として活躍。エスパニョールのトップチームでは合計4シーズンにわたってプレーし、公式戦通算121試合出場3ゴール6アシストを記録した。2020年夏に完全移籍でバイエルンに加入。ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒやレオン・ゴレツカらが在籍しているバイエルンでは選手層の厚さにも阻まれ、2シーズンの在籍で公式戦通算24試合の出場にとどまった。なお、同期間にブンデスリーガ2連覇やFIFAクラブワールドカップ優勝などを経験している。2022年夏にはリーズに完全移籍加入し、4年契約を締結。プレミアリーグ初挑戦ながらも開幕直後から定位置を確保し、公式戦36試合のピッチに立って1ゴール2アシストをマークした。クラブは2022-23シーズンのプレミアリーグを19位でフィニッシュ。降格の憂き目を見て、4シーズンぶりにチャンピオンシップ(イングランド2部)での戦いに身を置くことが決まっていた。

 また、現時点でスペインA代表の出場歴はないものの、2018年から2019年にかけてはU-21スペイン代表の主力として活躍。UEFA U-21欧州選手権2019ではゴールデンボール賞(大会最優秀選手賞)に輝いたMFファビアン・ルイス(現:パリ・サンジェルマン)、FWミケル・オヤルサバル(現:レアル・ソシエダ)、MFダニ・セバージョス(現:レアル・マドリード)らとともに大会制覇を成し遂げていた。

 ベティスは2022-23シーズンのラ・リーガを6位でフィニッシュ。来季もヨーロッパリーグ(EL)に参戦することが決まっている。今夏のマーケットでは、レスターからのレンタル移籍で加入していたスペイン人MFアジョセ・ペレスを完全移籍で獲得。2022-23シーズン限りでスポルティングとの契約が満了を迎えた元スペイン代表DFエクトル・ベジェリンやバルセロナに所属しているスペイン人MFアレックス・コジャドの加入も噂されているが、現時点でロカはクラブにとって今夏2人目の補強選手となった。

【動画】スペイン語の“石”と選手名の“ロカ”をかけて加入発表

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)