
ニューカッスルがナポリに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアにオファーを提示したようだ。16日、複数メディアが報じている。
現在22歳のクヴァラツヘリアは、母国・ジョージアのクラブであるディナモ・トビリシの下部組織出身。2017年にトップチームデビューを果たすと、ジョージアやロシアのクラブを渡り歩いた。2022年にはナポリと5年契約を締結。移籍初年度の2022-23シーズンは、セリエAで34試合に出場して12ゴール13アシストを記録し、クラブの33年ぶりとなるスクデット獲得に貢献。個人としても、セリエAの年間最優秀選手賞とチャンピオンズリーグ(CL)の最優秀若手選手賞を獲得し、世界中の注目を集める1年となった。
イタリアメディアイタリア『Corriere dello Sport』は、サウジアラビアのメディアの情報を引用し、ニューカッスルがクヴァラツヘリアに強い関心を持っていると主張。8200万ポンド(約148億円)のクラブ史上最高額を更新する高額オファーを提示し、ナポリからの返答を待っている状態だという。
しかし、イギリスメディア『デイリーメール』は、ナポリに同選手を売却する意思はないと伝え、同じく補強候補に挙げられているレスター所属のイングランド人FWハーヴェイ・バーンズ獲得の方が現実的だと指摘。バーンズに関しては、イギリスメディア『テレグラフ』が、3500万ポンド(約63億円)でレスターとほぼ合意に達したとも報じている。
また、イギリスメディア『talkSPORT』よると、新戦力獲得の資金調達のためにニューカッスルが、クヴァラツヘリアやバーンズと同じく左サイドを主戦場とするフランス人FWアラン・サン・マクシマンの売却を検討しているとも伝えている。
21年ぶりのCL出場権を獲得したニューカッスルは、ミランからイタリア代表MFサンドロ・トナーリを獲得。引き続き、的確かつ大胆な補強が予想されている。クヴァラツヘリア移籍の可能性は低いと報じられているが、ニューカッスルの2023-24シーズンに向けた本気度がうかがえるオフシーズンとなっている。