
トッテナムに所属する元フランス代表GKウーゴ・ロリスがプレシーズンのオーストラリア遠征に帯同しないことが決定した。14日、クラブ公式サイトが伝えている。
トッテナムに11年間在籍し、チームのキャプテンも務めるロリスだが、今夏の移籍の可能性を探るために『アジア・パシフィック・ツアー』に帯同しないことをクラブが許可。14日に発表された遠征メンバーから外れた。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、昨シーズン終了後にロリスは地元フランスメディアに対し、新たなチャレンジに対する意欲を語ったとされており、現在はトッテナム側もそのことを認知している状態。また、トッテナムは今夏の移籍市場でエンポリからイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオをすでに獲得しており、ロリスを放出する準備は整ったという見方もある。
現在36歳のロリスは母国のニースでプロデビューを飾ると、リヨンを経て2012-13シーズンにトッテナムへ。2022年には公式戦400試合出場を達成するなど、長らく主力として活躍していた。また、フランス代表としても歴代最多となる145試合に出場しており、今年1月に同代表からの引退を表明している。
年齢こそベテランの域ではあるものの、その実力に疑いの余地はないロリス。11年間を過ごしたロンドンを去ることが既定路線であり、その去就に注目が集まっている。