インテルがルカクの態度に激怒!? 獲得交渉から撤退へ…“代役”もリストアップか

 インテルが、チェルシー所属のベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得競争から撤退したようだ。15日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 昨年夏に1年間の期限付き移籍という形でインテル復帰を果たしたルカク。迎えた2022-23シーズンは、序盤戦こそ負傷の影響で欠場が続いたものの、年明け以降は出場機会を増やして存在感を発揮。最終的には公式戦通算37試合の出場で14ゴール7アシストをマークし、チームのスーペルコッパ・イタリアーナ連覇やチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献した。

 6月末の期限付き移籍期間の満了に伴い、チェルシーへと復帰したルカクだが、選手本人は『スタンフォード・ブリッジ』でのプレーを望まず、インテル残留を希望。インテル側も同選手の完全移籍での獲得に向けて、かねてからチェルシー側との交渉に臨んでいた。しかし、今回の報道によると、同じく今夏の獲得に興味を示すユヴェントスからの接触があった後、ルカクはインテル側とのコンタクトを停止したようだ。

 こうしたルカクの態度に失望と怒りを覚えたインテルは、チェルシー側との取引中止を決断し、同選手の獲得を断念した模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ルカクがユヴェントスとの交渉に臨んでいることを知ったインテルが激怒し、獲得レースからの撤退を決断したと指摘。近日中にチェルシー側へ取引を中止する旨を通達する予定だと伝えている。なお、ルカクの新天地としては、ユヴェントスとサウジアラビアの2つの選択肢が残されており、前者はセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチを売却した場合にのみ、ルカクの獲得に乗り出すようだ。

 なお、センターフォワード(CF)の補強を目指すインテルは、すでにルカクの“代役”として複数名をリストアップしているという。『スカイスポーツ』によると、アーセナル所属のアメリカ代表FWフォラリン・バログン、スペツィア所属のアンゴラ代表FWムバラ・エンゾラ、ポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミ、アトレティコ・マドリード所属のスペイン代表FWアルバロ・モラタの4名について、今夏の獲得が検討されているようだ。

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