ミリンコヴィッチ・サヴィッチのサウジ移籍が濃厚に?…アル・ヒラルが約62億円で獲得へ

 アル・ヒラルが、ラツィオ所属のセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチの獲得に近づいているようだ。10日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 昨年冬にアル・ナスルがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得して以来、移籍市場において大きな存在感を放っているサウジアラビア勢。昨シーズンのサウジ・プロフェッショナル・リーグを3位で終えたアル・ヒラルも今夏は積極補強を進めており、既にポルトガル代表MFルベン・ネヴェスやセネガル代表DFカリドゥ・クリバリを獲得している。

 アル・ヒラルはさらなる戦力拡充に向けて、ヨーロッパで活躍する“大物選手”への関心を継続。現在は、ラツィオの絶対的主軸として知られるミリンコヴィッチ・サヴィッチ獲得に向けた動きを強めているようだ。今回の報道によると、アル・ヒラル側は既に4000万ユーロ(約62億円)のオファーを提示しており、交渉も最終段階に到達しているという。移籍が実現した場合、ミリンコヴィッチ・サヴィッチは2026年6月末までの3年契約を締結し、年俸として2000万ユーロ(約31億円)を受け取る見込みだと報じられている。

 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ラツィオとアル・ヒラルは移籍金4000万ユーロ(約62億円)の取引で既に口頭合意に達しているとのこと。移籍に関する最終的な決定は、ミリンコヴィッチ・サヴィッチ本人に委ねられているようだ。なお、ラツィオ側は現在、正式な入札および書類を待っている状態だとされている。

 さらに、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は『スカイスポーツ』に対し「ミリンコヴィッチ・サヴィッチはクラブから離れることを要請してきた。彼は退団を希望している。サウジアラビアに行くかどうかは本人に聞いてみて欲しい。我々は正式な入札と書類を待っている。署名した時点で取引は成立する。提案は5000万ユーロ(約78億円)未満だ」などと語り、ミリンコヴィッチ・サヴィッチの退団希望を明かしている。

 2015年夏にラツィオに加入したミリンコヴィッチ・サヴィッチは、中盤の主軸としてここまで公式戦通算341試合に出場し69ゴール59アシストをマーク。昨今の移籍市場ではビッグクラブへの移籍が度々噂され、今夏もユヴェントスやマンチェスター・Uからの関心が明らかになっていた。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)