畑岡奈紗はメジャー優勝の瞬間を目の当たりにし「アリセンがパーパットを決めた景色を忘れずに努力したい」

<全米女子オープン 最終日◇9日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>
 
ハーフターンまでは同じ最終組のアリセン・コープス(米国)と首位で並んで、畑岡奈紗にとって悲願のメジャー初制覇は手に届く位置にいた。しかし、後半に入って12番では1.5メートル、14番では1.4メートルのパーパットを決められずに後退。反対に難しいパットを次々に決めたコープスとの差は開いていく。最後は18番グリーンでコープスの歓喜の瞬間を見守ることになった。

3日目はベストスコアの「66」をマークして単独トップに躍り出たが、最終日は「76」と落として4位タイ。「きょうは前半からパッティングが一筋決まらなくて、唯一6番が短いバーディパットだった。昨日との違いは、5、6メートルのパットがうまく沈められなかったところかなと思います」と振り返った。6番パー5は2オンして、バーティパットは80センチ。これが最終ラウンドで奪った唯一のバーディとなった。
 
グリーンで苦戦した原因については「読み的には合っていたんですけど、ちょっとタッチが弱くて手前で切れてしまうところが1番、2番と続いて、それ以降も手前で切れてしまうのがあった」と悔やむ。出だしの1番では5メートル、2番パー5では4メートルのチャンスを外した。
 
これまでメジャーでは、最終日に追いついて、2度プレーオフで敗れている。それが今回はメジャーで初めて単独トップで最終日を迎えた。「やはり少しプレッシャーもありながらも、なかなか攻めきれないところもあって、きょうは伸ばすことができなかった。最後アリセンが(優勝の)パーパットを決めた景色を忘れずに、その悔しさを忘れずに努力していきたいと思います」と前を向いた。

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