G・ジェズス、ペップの“奇策”に失望した過去を明かす「母親に『退団したい』と電話した」

 アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、マンチェスター・C退団を決意した瞬間を明かした。7日、イギリスメディア『90Min』が伝えている。

 現在26歳のG・ジェズスは昨夏にマンチェスター・Cからアーセナルに加入。今季は新エースとしてアーセナルの快進撃を力強く牽引したものの、FIFAワールドカップカタール2022で負傷し、長期離脱を強いられた。それでもリーグ戦では26試合に出場し、11ゴール7アシストをマーク。チームの中心選手として活躍を続けた。

 そんなG・ジェズスがポッドキャスト『Denilson show』に出演。マンチェスター・C時代を振り返り、同クラブ退団を決意した瞬間を以下のように明かした。

「2021年の11月にホームでパリ・サンジェルマン(PSG)とチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(2-1で勝利)を戦った。その試合で、(ジョゼップ・)グアルディオラ監督は(オレクサンドル・)ジンチェンコを偽9番として起用したんだ。クレイジーなことだよ。前日のトレーニングではジンチェンコは使われていなかったし、僕をストライカーに置いていたからね。ジンチェンコは『あの日は君に悪いとさえ思った』と冗談を言っていたよ」

「試合2時間前にチームでの話し合いがあって、僕はグアルディオラ監督の決断を聞いてロッカーに直行して泣いたよ。『退団したい、家に帰りたい』って母に電話した。左サイドバックをあそこで使ったんだ。僕は気がおかしくなってしまったよ。でも、それから僕は途中出場してゴールも決めたし、アシストもした。それでチームは逆転勝利を収めたんだ。でも、次のCLで僕はプレーしなかった。グアルディオラ監督にはこのようなことがたくさんあった。本当に難しかったんだ。その時、僕はマンチェスター・Cを退団することを決めた」

 ペップの“奇策”に失望した過去を明かし、マンチェスター・Cでは難しい時を過ごしたと話したG・ジェズス。昨夏にアーセナルへと加わった同選手は新天地で真価を発揮することとなるのだろうか。
 

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