【女優・山下美月(乃木坂46)インタビュー】朝ドラ後の不安をずっと抱えていた…飛躍の上半期でも「75点」とする理由 ドラマ4期連続レギュラー出演中

【モデルプレス=2023/07/09】【乃木坂46・山下美月/テレビ東京系ドラマプレミア23「さらば、佳き日」(毎週月曜 後11:06)スペシャルインタビュー】

乃木坂46山下美月、“左手薬指に指輪”について言及

国民的アイドルグループ・乃木坂46の中心メンバーでありながら、ドラマに4期連続でレギュラー出演中の山下美月さん(23)。現在は「さらば、佳き日」で主演として、兄を愛してしまう難しいキャラクターを好演中。今回の取材では、そのドラマについて、さらにはイチ女優として目覚ましい活躍をした2023年上半期を振り返ってもらった。

◆山下美月、2023年上半期を総括

― 今年はすでに4つ目のドラマ出演ですね。しかも今作は主演。上半期を振り返っていかがですか。

山下:上半期だけでも4つの作品にレギュラーで出演させていただいて。朝ドラの放送が始まったときは、朝ドラが終わったあとのお仕事が決まっていたわけではなかったので、ずっと不安がありました。朝ドラは影響力が大きい作品なので、その評価次第で、この先が決まってしまうかもしれないと。もしかしたらいろんなお仕事が決まるかもしれないし、逆にまったく決まらなくなるかもしれない。そんな不安をずっと抱えていたので、こうしてお声をかけていただけることで少し安心しています。いろんな方々の支えがあって、たくさんの作品に出会えています。今のお仕事を頑張ってはじめてその先があると思うので、とにかく今を生きる、ということを今はとても大切にしています。

― 素敵な考えだと思います。上半期について、山下さん自身で点数をつけるとしたら?

山下:正直、スケジュール的にはやっぱり大変で、自分でもよく生きていたな、というのは思います(笑)。生き抜いた、それだけ頑張れたということで75点…(笑)。

― やっぱり自分に厳しいですね(笑)ちなみに足らなかった25点はどういうところですか。

山下:頑張り抜けたとは思うんですけど、自分のお芝居がこれで良かったのか、というと全然そんなことはなくて。私が演じない方が良かったんじゃないかと思うことは本当にたくさんあります。そんな不安が払拭されることはこの先もないと思いますが、その25点は未来に残しておきます。

― なるほど。そんな中でも手応えを感じられる瞬間が一度や二度はあったんじゃないですか。

山下:お芝居が上手くなった、役者として成長できた、という実感はないですし、自信もないですが、お芝居の私を観てくださる方が増えているのは感じます。ドラマをきっかけに新しくファンになってくださる方もいるのですごく嬉しいです。

◆「さらば、佳き日」広瀬晃を好演中

現在はテレビ東京ドラマプレミア23「さらば、佳き日」で、俳優の鈴木仁とW主演を務める。同作は文乃ゆき名義で発表した「ひだまりが聴こえる」でも人気を博した茜田千氏の同名漫画が原作。地方都市に引っ越してきた主人公の広瀬晃(山下)と広瀬桂一(鈴木)は、新婚夫婦として仲睦まじく穏やかに生活をするが、実は兄妹。秘密を抱えた二人を取り巻く、親や友だち、職場や近所の人々との人間関係を描く。山下が演じる晃は、幼い頃から留守にしがちな両親に変わり、家事などをこなしてきたしっかり者で、保育園の先生として働く。

― 今作への出演が決まったときの感想をお聞かせください。

山下:最初にお話をいただいたとき、これを実写化するのは大変だろう、と思いました。私自身が一人っ子ということもありますが、それ以上に二人の関係性が特別な感情で結ばれていて、繊細に淡く、美しく描かれていたので。今まで自分が出演させていただいた作品とはまた違ったテーマの作品でしたが、ぜひやらせていただきたいと思いました。

― それぞれの愛の形や様々な感情がぶつかるゆえ、演じるのがとても難しい作品だと思います。不安もあったんじゃないですか。

山下:そうですね、この作品を観た人がどう感じるのか、放送されないと私自身も想像がつかなかったです。でもきっと、それぞれの感性で、いろんな気持ちで受け取ってくださると思ったので、私はどれだけ丁寧に繊細に演じられるか、自分の殻を破って勇気を持ってお芝居ができるか、それにかかっているのかなと思いました。

― 撮影が始まってから、その不安は解消されてきていますか。

山下:はい、監督や現場のスタッフさんたちが、この作品について本当に熱心に考えてくださっていて、いろんな意見を聞きながら一つひとつのシーンを撮影しています。そういう見方もあるんだとか正直、私一人では生み出せないような感情が現場で得られるので、私はそれをお芝居で表現できるように一生懸命頑張るだけ。すごく安心して撮影ができています。

◆山下美月、放送終了後はSNSで感想をチェック

― 放送が始まり、視聴者からの反響はどのように感じていますか。

山下:どの作品のときもSNSでみなさんの感想を読ませていただくのですが、今回はそれぞれの登場人物によりそって、びっちり感想を書いてくださる方が多いです。それが本当に嬉しくて、毎回みなさんの意見を楽しみにしています。

― 熱い感想を書き込めば、山下さんにチェックしてもらえる可能性が高まると(笑)。

山下:えー(笑)それはタイミングですが、感想をよく見るタイプではあるので、感想を書いてくださると、作品が届いているんだなと感じられて嬉しいです。

― 乃木坂46のメンバーからはどんな反応をもらいましたか。

山下:後輩メンバーが観ます!と言ってくれて。でも恋愛ものなので、観てほしいと思いつつ、ちょっと恥ずかしいです(笑)。家事をするシーンが多いんですけど、ドラマを観て私も家事を頑張りました、と言っている子もいて、可愛いなって思いました(笑)。

◆鈴木仁の印象は?回答を事前に本人と“打ち合わせ”

― 兄・桂一を演じる鈴木仁さんの印象について教えてください。

山下:とても優しくて、お芝居に対して真剣に取り組んでいらっしゃる方です。しかも同い年。兄妹を演じるので、最初からどれだけ壁を作らずにお芝居ができるか、というのがすごく重要だと思っていたのですが、兄妹としてとても居心地良く一緒にできていると思います。

― お二人に限らず、メインキャストの伊藤あさひさん、加藤小夏さんも学年が一緒だとか。

山下:そうなんです、奇跡ですよね。撮影の合間は学校の休み時間のようにずっと4人で喋っています。今日も朝、撮影だったんですけど、鈴木仁さんが前の取材会のとき、私の印象をたくさん聞かれた、という話をしていたので、じゃあ私が印象を聞かれたらなんて答えたらいい?って聞いたんです。そうしたら「紳士な人です」と言っていたので、鈴木さんは「紳士な人です」と言っておきます(笑)。

(modelpress編集部)

◆山下美月(やました・みづき)プロフィール

1999年7月26日生まれ、東京都出身。2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格して芸能界入り。2021年1月発売の26thシングル「僕は僕を好きになる」でセンターに抜てきされるなど、グループの中心メンバーとして活躍する。ファッション誌「CanCam」の専属モデル。映画「映像研には手を出すな!」、ドラマ「着飾る恋には理由があって」、ドラマ「じゃない方の彼女」など女優としての活動も増えている。

昨年12月発表の「2023年モデルプレスヒット予測」女優部門に選出。昨年10月からNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(2022年10月-2023年3月)、フジテレビ系水10ドラマ「スタンドUPスタート」(2023年1月-3月)、テレビ東京系ドラマ8「弁護士ソドム」(2023年4月-6月)、テレビ東京系ドラマプレミア23「さらば、佳き日」(2023年6月-)とドラマに4期連続でレギュラー出演中。

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