U-17日本代表、イランに3発快勝でアジアカップ決勝進出! 大会連覇に王手

 タイで開催中のAFC U-17アジアカップが準決勝を迎え、U-17日本代表とU-17イラン代表が対戦した。

 ウズベキスタン、インド、ベトナムと同居したグループステージを2勝1分・勝ち点「7」で首位通過した日本は、現地時間26日に行われた準決勝でオーストラリアと対戦。3-1の快勝でベスト4進出を決めるとともに、FIFA U-17ワールドカップ インドネシア2023の出場権も獲得した。次なる目標は2018年大会以来となる通算4度目のアジア制覇。日本は準々決勝からスタメンを5名変更してイランとの準決勝に臨んだ。

 試合開始直後こそイランに押し込まれた日本だったが、その後はボールを握りながら試合をコントロール。10分、左サイドに入った川村楽人がドリブルでタッチライン側まで持ち込みボックス内へ折り返す。DFに当たったボールがマイナス方向にこぼれると、走り込んだ矢田龍之介がゴール左上隅に突き刺し、日本が先手を取った。

 日本は20分に後方からのビルドアップを狙われ、ゴール至近距離で絶体絶命のピンチを迎えたが、GK後藤亘の果敢なセービングでイランに得点を許さない。すると25分、ボックス手前で縦パスを引き出した佐藤龍之介が反転から左足を一閃。一度は相手GKにセーブされるも、鋭い出足でセカンドボールを拾い、最後はボックス内でボールを収めた望月耕平が、ゴール右上隅に蹴り込みリードを2点に広げた。その後は強い雨が降りしきる中、一進一退の攻防が続くも、互いにゴールネットを揺らせず。前半は2-0で終了した。

 後半に入ると、53分過ぎに雷雨の影響で試合は約10分間に渡って中断。再開後の日本はゆったりとボールを保持しつつ、鋭い切り替えと落ち着いた守備対応でイランに決定的なチャンスを作らせない。60分にはボックス左角付近でボールを受けた川村がカットインから右足を振り抜くも、枠を捉えたシュートはGKにセーブされた。

 72分、縦パスを引き出した道脇豊が、ボックス手前で相手DFに倒され、日本が絶好の位置でFKを獲得。キッカーの佐藤龍之介がカベの下を抜くグラウンダーのシュートをゴール左下隅に沈め、日本が貴重な3点目を手にした。その後もチャンスを作った日本だったが、フィニッシュの精度を欠き4点目は奪えず。それでもイランの反撃をシャットアウトし、3-0で試合を締め括った。勝利した日本は、7月2日に行われる決勝で韓国vsウズベキスタンの勝者と対戦する。

【スコア】
U-17日本代表 3-0 U-17イラン代表

【得点者】
1-0 10分 矢田龍之介(U-17日本代表)
2-0 25分 望月耕平(U-17日本代表)
3-0 74分 佐藤龍之介(U-17日本代表)

【スターティングメンバー】
U-17日本代表(4-4-2)
GK:後藤亘
DF:松本遥翔、小杉啓太、土屋櫂大、永野修都
MF:矢田龍之介、山本丈偉(71分 中島洋太朗)、佐藤龍之介(80分 本多康太郎)、川村楽人(71分 名和田我空)
FW:望月耕平(90+1分 杉浦駿吾)、道脇豊(80分 高岡伶颯)

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