横浜FC、FW小川航基が移籍調整のためチーム離脱…オランダ1部のNECからオファー

 横浜FCは28日、同クラブに所属しているFW小川航基が移籍を前提とした調整に入るため、7月2日をもってチームの活動から離れることを発表した。

 クラブの発表によると、現在小川の元にはエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)のNECよりオファーが届いているという。横浜FCは移籍に向けた調整を進めている段階で、今後の動きについては決定次第の発表となる。

 小川は1997年8月8日生まれの現在25歳。桐光学園高校卒業後の2016年にジュビロ磐田へ加入した。加入後数シーズンはなかなかリーグ戦での出場時間が伸びず、2019年夏には水戸への育成型期限付き移籍を経験。シーズン途中の加入ながら明治安田生命J2リーグ17試合の出場で7ゴールを挙げ、主力として活躍した。翌2020年より磐田に復帰。背番号を「18」から「9」へ変更して臨んだ2020シーズンは明治安田生命J2リーグ32試合の出場で9ゴールを挙げた。

 2022年より完全移籍にて横浜FCに加入した。開幕直後から主力に君臨すると、シーズンを通して攻撃の要として活躍し、明治安田生命J2リーグ全42試合中41試合のピッチに立って26ゴールをマーク。横浜FCのJ1昇格に大きく貢献しただけでなく、同シーズンより新設されたJ2リーグアウォーズでは最優秀選手賞(MVP)、得点王、ベストイレブンの“個人3冠”に輝いた。迎えた今シーズンは明治安田生命J1リーグ第18節終了時点で15試合に出場し6ゴールを挙げている。

 小川にオファーを提示しているNECは1900年創設の歴史あるクラブ。2017-18シーズンからの4シーズンはエールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)に身を置いていたものの、2021-22シーズンにエールディヴィジ復帰を果たしていた。2022-23シーズンは8勝15分11敗の勝ち点「39」でフィニッシュ。エールディヴィジを12位で終えていた。

 なお、7月1日に横浜FCの本拠地『ニッパツ三ツ沢球技場』にて行われる明治安田生命J1リーグ第19節ガンバ大阪戦の後には、小川よりファン・サポーターに向けて挨拶の時間が設けられるという。

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