
バルセロナは26日、マンチェスター・Cからドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンをフリー移籍で獲得したことを発表した。
2022-23シーズンにマンチェスター・Cの“トレブル”達成に貢献したギュンドアンが、自身初のラ・リーガに挑戦することとなった。2022-23シーズン限りでマンチェスター・Cとの契約が満了を迎えるため、移籍金の発生しないフリートランスファーでの加入となる。バルセロナの発表によると、契約期間は2025年6月30日までの2年間。契約には1年間の延長オプションも付随していることが伝えられた。なお、契約解除金は4億ユーロ(約624億円)に設定されるという。
1990年10月24日生まれのギュンドアンは現在32歳。ボーフムの下部組織育ちで、2009年に加入したニュルンベルクでトップチームデビューを果たした。2011年夏からはドルトムントに活躍の場を移すと、ユルゲン・クロップ監督の下で徐々にその才能を開花させていく。2011-12シーズンのブンデスリーガとDFBポカールの2冠達成や、翌2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝に貢献するなど、在籍5年間で通算157試合に出場し15得点20アシストを記録した。
バルセロナとバイエルンで成功を収めたジョゼップ・グアルディオラ氏がイングランドで新たな挑戦を始めた2016年夏、ギュンドアンは新戦力としてマンチェスター・Cに迎え入れられた。加入初年度はケガに泣かされたものの、それ以降は高精度のキックと3列目からの飛び出しを武器に定位置を確保した。在籍7年間でクラブ公式戦通算304試合に出場し60得点40アシストを記録。今シーズンは悲願のチャンピオンズリーグ制覇を含む“トレブル”達成で、同クラブでの獲得タイトル数を「14」に伸ばしている。
報道によると、今夏に現行契約が満了を迎えるマンチェスター・Cからは2年契約を提示されていたとのことだが、最終的にはバルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督のラブコールに応えることを選んだギュンドアン。カタルーニャの地で新たな冒険を始める同選手について、バルセロナは近日中に入団会見の日程を発表する予定だという。
【画像】バルセロナがギュンドアン加入を正式発表!