マンUがマウントからカイセドに獲得ターゲットを変更? “3度のオファー拒否”に不満か

 マンチェスター・Uが、ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドへ関心を寄せているようだ。24日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 今夏のマンチェスター・Uは、チェルシーに所属するイングランド代表MFメイソン・マウントの獲得に向け交渉を行なっており、すでに選手本人とは個人合意に達しているとも報じられている。一方で、クラブ間での交渉は難航し、23日には同クラブが提示した総額5500万ポンド(約100億円)に及ぶ3度目のオファーを、チェルシーが拒否したと伝えられた。

 同紙によると、3度に渡るオファー拒否に対し、マンチェスター・Uは不満を募らせている模様。チェルシーはオプションを含め、総額6500万ポンド(約119億円)の移籍金を要求しているとされるが、契約が1年しか残っていない同選手に対しては過剰な価格と捉えている様子だ。クラブ上層部は、5500万ポンドが“適正以上の価格”であると考えていたため、一時的にマウントの獲得交渉を保留し、カイセドとの契約を検討し始めたと見られている。

 しかし、カイセドとマウントは異なるプレースタイルであることや、ブライトンが8000万ポンド(146億円)以上の移籍金を求めているため、マウントより移籍金が高騰すると同紙は指摘。そのうえでマンチェスター・Uは交渉材料として、所属選手を提供する可能性があると付け加えた。

 現在21歳のカイセドは母国クラブのインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織出身で、2019年にトップチームデビュー。2021年にブライトンへ加入すると、ベルギーのベールスホットへの期限付き移籍を経て、2022年1月から同クラブに復帰を果たした。2022-23シーズンにはリーグ戦37試合の出場で1ゴール1アシストをマークするなど中心選手として活躍。豊富な運動量を武器に攻守でチームを支え、クラブ史上初となる欧州大会出場権獲得に大きく貢献した。

 カイセドには多くのビッグクラブから関心が寄せられ、昨冬には移籍を志願するなど、退団の可能性が浮上していたが、3月にブライトンとの契約延長を発表。しかし、同クラブは適正な価格のオファーが届きさえすれば売却を容認すると見られ、プレミアリーグ最終節のアストン・ヴィラ戦後には、指揮官のロベルト・デ・ゼルビ監督が同選手退団の可能性が高いことを示唆していた。

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