
チェルシーは、ブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドへの関心を継続させているようだ。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
過去2回の移籍市場で6億ポンド(約1090億円)以上の大型補強を敢行し、トップチームに30人以上の選手が在籍しているチェルシーでは、今夏多くの選手を売却する必要が求められている。
すでにフランス代表MFエンゴロ・カンテが契約満了で2022-23シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)覇者のアル・イテハドへとフリー移籍したほか、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチはマンチェスター・Cに、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツはアーセナルに、モロッコ代表FWハキム・ツィエクはアル・ナスルに、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリはアル・ヒラルに、セネガル代表GKエドゥアール・メンディはアル・アハリに移籍することが報じられており、少なくとも5選手の退団が決定的になっている。
さらに、チェルシーはイングランド代表MFメイソン・マウントやベルギー代表FWロメル・ルカクなどについても退団交渉を行なっていることが明らかになっており、これらの多くの交渉を終わらせてからカイセドに正式にオファーを提示すると見られている。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはカイセドと個人条件でほぼ合意に達している模様で、同選手自身の移籍先の第一希望も依然としてチェルシーであることを伝えている。
また、チェルシーはビジャレアルに所属するセネガル代表FWニコラス・ジャクソンの獲得にも近づいているが、カイセドと同様に売却が迫っている選手の取引が終了次第、最終的な交渉を行うと見られており、今後の動向には注目が集まっている。