大型補強が続くサウジ、今度はB・シルヴァに接触? アル・ヒラルが破格オファー提示か

 マンチェスター・Cに所属しているポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァに、サウジアラビアのアル・ヒラルが関心を示しているようだ。複数のメディアが報じている。

 2022-23シーズン、マンチェスター・Cはプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ優勝の“トレブル”を達成。イングランド国内では、1998-99シーズンのマンチェスター・U以来となる快挙を成し遂げた。B・シルヴァはマンチェスター・Cに欠かせない主力として公式戦55試合に出場。7ゴール8アシストという数字もさることながら、数字に残らない面でもマンチェスター・Cを支えた。

 そんなB・シルヴァに関しては、かねてより今夏の移籍が噂されている。以前からプライベートな事情を理由に母国ポルトガルの隣国であるスペインでのプレーを前向きに検討していることが報じられており、中でもバルセロナでのプレーを熱望していると伝えられていた。だが、バルセロナは財政面の問題も影響し、現時点でB・シルヴァ獲得に乗り出すことができていない。マンチェスター・Cとの現行契約が2025年夏までの残り2年となっている中、去就に注目が集まっていた。

 このような状況の中、スペインメディア『Relevo』は現時点でB・シルヴァ陣営のテーブルには3つの選択肢が並べられていると報じた。1つはパリ・サンジェルマン(PSG)への移籍という選択肢。PSGは以前よりB・シルヴァ獲得に関心を示しており、既に正式オファーを提示しているという。2つ目はマンチェスター・Cとの契約延長。そして、3つ目の選択肢としてサウジアラビアのアル・ヒラルが獲得に乗り出しているようだ。

 イギリスメディア『デイリーメール』によると、アル・ヒラルはB・シルヴァ獲得に向けて破格のオファーを準備しているという。年俸は7500万ポンド(約137億円)ほどにのぼり、マンチェスター・Cが要求すると見られる移籍金7000万ポンド(約128億円)から8000万ポンド(約146億円)も準備しているとのこと。アル・ヒラルは今夏の移籍市場でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得に乗り出したものの、最終的に獲得は実現せず。“プランB”としてB・シルヴァに接触している模様だ。

 今夏、サウジアラビアの各クラブは積極的な動きを見せている。既にアル・イテハドは元フランス代表FWカリム・ベンゼマと同MFエンゴロ・カンテの加入を発表しており、アル・ヒラルはウルヴァーハンプトンに所属しているポルトガル代表MFルベン・ネヴェスの獲得が決定的と報じられた。アル・ナスルでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを含め、サウジ・プロフェッショナルリーグには欧州での実績豊富な選手たちが集っている。

 なお、『Relevo』によるとB・シルヴァは欧州トップリーグでのプレーを望んでいるため、アル・ヒラル行きの決断を下す可能性は低いと見られている。B・シルヴァの希望する行き先は明確だが、すべてはバルセロナの動き次第となりそうだ。マンチェスター・C残留か、移籍か、新シーズンのB・シルヴァはどのクラブのユニフォームを身に纏っているのだろうか。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)