バーディなしの一日をバッサリ「ゴルフにならなかった」 渋野日向子は3パット連発のグリーン上で苦戦

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇22日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>

5月上旬の国別対抗戦「ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン」以来、およそ1カ月半ぶりの米ツアー復帰戦となった渋野日向子だが、その初日は苦い表情を浮かべるシーンが目立った。18ホールでバーディはなし。さらに7個のボギーを叩き、大会を中継するWOWOWのインタビューで「いいとこなしで、すごい残念です」と肩を落とした。
スタートの1番はパーオンに失敗しながらも、絶妙なアプローチでパーを拾う滑り出し。しかし、そこからピリッとしない。2番で3パットのボギーを叩くと、続く3番もグリーン左バンカーから寄らず入らず。立て続けにスコアを落とした。その後はパーを並べたものの、9番で3つ目のボギーを叩き、折り返した。

雨が降るなかスタート。「寒さもありながら、少し風も吹いたり、かなりタフな感じだった」と難コンディションについて振り返った。しかしこの後に「ただそれ以前の問題ですね」という言葉を続けた。12番、13番でも3パットは止まらない。その悪い流れは止められず、14番、15番も合わせて4連続でボギーを打つことになってしまった。最終18番パー5も2オンに成功しながら、そこから3パット。「もったいない」と唇を噛むしかない。

最初バラついていたドライバーショットは、ホールが進むにつれまとまりが出てきた。ただ本人にしてみれば、「フェアウェイにはいったけど…まー、うーんって感じです」と、とても納得いくできではない。さらに「結果的にいいショットだったというのが多かっただけで、イメージが湧いていないので難しいと思いながらやってた。それがパターにも影響して。3パットも多かったし、ゴルフにならなかった」と自らのプレーを切り捨てた。

雨が降っても硬く速かったグリーン上で、パット数は36回を数えた。「読みづらいなと思いながら。ただ微妙なのも入ってはいたし、パッティングはそんなに悪いと思ってなかったけど、距離感が悪かったですね」。大きくショートする場面も目につくなど、最後まで攻略の糸口がつかめなかったという印象だ。

日本に帰国している間には「ブリヂストンレディス」と「宮里藍 サントリーレディスオープン」に出場。サントリーにはテンフィンガーグリップで挑み、驚かせた。この日も新スタイルは継続。「やることがたくさんありすぎますけど、明日は1つでもいいショット、自分が納得いくショットを打てるように頑張ります」。とはいえ全体的に苦しんでいる選手が多く、カットラインがかなり後退することも予想できる。日本では2試合連続で決勝進出を逃したが、今季7試合に出場している米国ツアーではいまだに予選落ちはなし。その粘りを、あす見せたいところだ。

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