スループレー最大の魅力は? 「ゴルフだけで終わらない1日」

日本でゴルフをプレーする場合、ハーフ9ホール後に昼食を食べてから、残りをラウンドするのが一般的。しかし、これはゴルフ接待などのために考えられた日本固有の文化で、海外は18ホール休憩なしのスループレーが当たり前だ。
そして、今このスループレーが日本でも競技志向のゴルファーや若者たちから注目を集めている。そこで、完全スループレーを導入している東京ベイサイドGC(千葉県富津市)の熊木洋志支配人に人気の要因を聞いた。
 
■一日の時間を効率よく使える
「最大の魅力は一日の時間を効率よく使えることだと思います。例えば、遅めのプレーにすれば朝はサーフィン、ラウンド後に釣りなど別の趣味を楽しむことも可能です。また、ママさんゴルファーなら、お子さんを幼稚園に送迎してからラウンドを行うというスタイルもありです。反対に早朝スタートにすれば、午後からは仕事や家族のために時間を使えます」
 
上手くスケジューリングすれば、ゴルフ以外の趣味を楽しんだり、家族の時間、仕事の時間も捻出できることを強調した熊木支配人。通常のハーフの昼食休憩を挟むラウンドでは、その日に、ゴルフ以外の予定を入れることは難しい。だが、スループレーならゴルフだけで終わらない、充実した1日を過ごすことができる。
 
■プレーが途切れないため集中しやすくリズムも乱れにくい
「途中で昼休憩を挟まないため、同じリズムでプレーしやすく集中力が途切れにくいのもいい点です。同伴競技者に気をつかう場面が少ないですから、一人予約でも気兼ねなくプレーができます」
 
昼食休憩がないメリットは大きい。もちろん仲間とランチをともにし、お酒を飲むことを楽しみにしているゴルファーにとっては無縁かもしれないが、例えば昼にビールを飲み過ぎて後半のスコアを影響することもないし、特にスポーツとして、純粋にゴルフを楽しみたいゴルファーからのリピート率は高いという。
 
■嫌な渋滞や暑さなどを避けられる
「進行が比較的スムーズなため帰りの渋滞などにも巻き込まれにくいと思います」
 
朝早めのスタートであれば、夕方の道が混む時間の前に帰れるので渋滞に巻き込まれにくい。さらに、夏場は日中の一番暑い時間を避けてプレーできる。
 
こういったメリットによって、スループレーの人気が高まっている。仕事が忙しい人や多趣味な方は、スループレーで時間を効率よく使うことで、『ゴルフとプラスα』の予定が組め、1日がラウンドだけで潰れることがない、充実したゴルフライフの実現の手助けとなるだろう。

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