チェルシー、マンUからマウントへの2度目のオファー拒否も…要求額を引き下げ?

 チェルシーは、マンチェスター・Uからのイングランド代表MFメイソン・マウントに対する2度目のオファーを拒否したようだ。21日、イギリスメディア『BBC』や同メディア『スカイスポーツ』などが伝えている。

 現在24歳のマウントは6歳でチェルシーのU-9チームに加入した下部組織出身選手で、フィテッセやダービー・カウンティへのレンタル移籍を経て、2019年8月にトップチームデビューを果たした。以降中心選手として活躍し、ここまで公式戦通算195試合出場で33ゴール37アシストを記録している。しかし、現行契約が2024年6月30日までとなっていることから、来夏のフリー移籍を避けるために今夏の移籍が噂されており、去就には注目が集まっている。

 多くのクラブから関心が寄せられていたなか、マウントはチャンピオンズリーグ(CL)出場権のあるマンチェスター・Uへの移籍を希望し、すでに個人合意に至っていることも報じられている。

 そんなマウント獲得のためにマンチェスター・Uは先日、最初のオファーとして4000万ポンド(約72億円)を提示。しかし、契約期間が残り1年となっている状況ながら、マウントの評価額を7000万(約127億円)に設定しているチェルシーはこのオファーを即座に拒否したことが明らかになっていた。

 そして、今回の報道によると、マンチェスター・Uは4500万ポンド(約81億円)にパフォーマンス関連の500万ポンド(約9億円)の追加オプションが付随した総額5000万ポンド相当のオファーを提示したと見られている。それでも、さらなる移籍金を望んでいるチェルシーはこれも拒否したことが伝えられている。

 なお、マウントが改めて契約延長に応じない方針を示しているほか、マンチェスター・Uも要求額を満額支払わない姿勢であることから、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーは要求額を6000〜6500万ポンド(約109〜118億円)程度に引き下げた模様で、両クラブによる話し合いはさらに続いていくことになりそうだ。

 マンチェスター・Uとしては迅速な解決を求めており、今夏の移籍市場を通してマウントだけに固執することはないと見られているが、果たして両クラブは合意に達することができるのだろうか。

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