バログンはアーセナルに復帰せず!? 再レンタルの可能性は本人が否定

 アーセナルからスタッド・ランスにレンタル移籍中のアメリカ代表FWフォラリン・バログンがアーセナルに復帰する可能性は低いようだ。20日、イギリス複数メディアが伝えている。

 アメリカ生まれイギリス育ちのバログンは、アーセナルの下部組織に入団すると2020年に19歳の若さでトップチームデビューを飾った。しかし、その後レギュラーに定着できず、リーグ戦出場がわずか10試合でチャンピオンシップ(2部)のミドルズブラへの1年間のレンタル移籍。2022年からはリーグ・アンのスタッド・ランスにレンタル移籍すると、フランスの地で才能が開花。同期入団の日本代表FW伊東純也らと共にチームの中心として活躍し、リーグ戦37試合出場で得点ランキング4位タイの21ゴールを記録した。
 
 リーグ・アンでの活躍を受け、満を持してのアーセナル復帰が報じられていた。しかし、『デイリーメール』は、バログンはスタメンで出場できる環境を望んでいるため、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやFWエディ・エンケティアら強力なライバルが在籍しているアーセナルに復帰する可能性は低いと指摘。

 また、『90min』によれば、同選手は現地時間18日にアメリカで行われたカナダ代表とのCONCACAFネーションズリーグ決勝で優勝を決めた後のインタビューで、「これから何が話し合われるかは分からないけど、再びレンタル移籍をする気はない」とコメントし、古巣復帰か他クラブへの完全移籍の二択をほのめかしたとのこと。

 一方、アーセナルは“21歳”の才能溢れる若者をすぐに現金化する気はなく、引き留めのため交渉を続ける方針と報じられている。

 バログンには、ミランやインテルなどイタリアの強豪からの関心も噂されている中で、古巣で激しいレギュラー争いに挑むのか新天地へ活躍の場を移すのか、注目が集まっている。

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