アーセナルがライス獲得へ2度目のオファー提示…ウェストハムは拒否も、合意まであと一歩?

 アーセナルがウェストハムに対して、今夏2度目となるイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得オファーを提示したものの、同オファーも拒否されたようだ。イギリスメディア『アスレティック』が報じている。

 かねてより今夏アーセナルのトップターゲットとして名前が挙がっているライス。既に個人条件面では合意に達しており、ライス自身もアーセナル行きを希望しているものの、現時点でクラブ間交渉はまとまっていない。15日には今夏最初となる正式オファーを提示したものの、ウェストハムに拒否されたことが報じられていた。当時提示した移籍金は、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると8000万ポンド(約144億円)ほどとのこと。契約内に数多くの条項が含まれていたことで、ウェストハム側を納得させられなかったようだ。

 このような状況の中、アーセナルは今夏2度目となる獲得オファーを提示した模様だ。金額は7500万ポンド(約135億円)の移籍金に1500万ポンド(約27億円)のボーナス、合計9000万ポンド(約162億円)という条件に。だが、ウェストハムはこのオファーも拒否したという。イギリスメディア『テレグラフ』によると、移籍金の支払いが5年間の分割になっていたことがウェストハム陣営の首を横に振らせたようだ。ロマーノ氏は1500万ポンドのボーナス達成条件が困難であったことも一因だと報じている。

 ウェストハムはライスの売却には1億ポンド(約175億円)以上を要求していると伝えられていたが、『アスレティック』によると両クラブは合意に近付いているという。マンチェスター・Cが獲得に乗り出す可能性も浮上していたが、依然としてライスはアーセナル移籍が既定路線になっているようだ。ロマーノ氏も支払い方式の簡略化が最重要項目だと指摘しており、今後同様の金額であっても条件次第ではウェストハム側が首を縦に振る確率は低くないかもしれない。

 果たして、アーセナルの今夏最初の補強は、ウェストハムを2022-23シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグ制覇へ導いた“キャプテン”となるのだろうか。今後の動向に注目だ。

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