
チェルシーは20日、ライプツィヒからフランス代表FWクリストファー・エンクンクが完全移籍で加入することを発表した。
チェルシーのクラブ公式サイトによると、契約は2029年6月30日まで。6年間の契約と伝えられた。なお、イギリスメディア『BBC』などの現地メディアによると、チェルシーはライプツィヒとの契約に設定されていた契約解除条項を発動し、6000万ユーロ(約93億円)を支払っての同選手獲得になるという。
エンクンクは1997年11月14日生まれの現在24歳。パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、同クラブでトップチームデビューを飾った後、2019年夏にライプツィヒへ完全移籍にて加入した。2021-22シーズンはブンデスリーガで20ゴール13アシストを記録し、リーグの年間MVPに輝いた。
今シーズンは負傷離脱を余儀なくされる期間もあったものの、リーグ戦25試合出場で16ゴール4アシストを記録し、ドイツ代表FWニクラス・フュルクルク(ブレーメン)とともに初の得点王を受賞。今月3日に行われたDFBポカール(ドイツカップ)決勝のフランクフルト戦(○2-0)では1ゴール1アシストを記録し、連覇にも貢献していた。
昨年6月にはライプツィヒとの契約を2026年6月30日まで延長したものの、2023年夏から有効になる6000万ユーロ(約90億円)の契約解除条項が付随していることも伝えられていた。そんな中、昨年9月には既にチェルシー移籍に向けてメディカルチェックが完了し、昨年12月には書類へのサインがすべて完了したと報道。今夏のチェルシー加入は決定的と見られていたが、ようやく正式発表となった。
移籍が決定したことを受け、エンクンクはチェルシーのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「チェルシーに加入することができて、信じられないほど幸せな気分だ。僕がこのクラブへ来るまでの過程には周囲による大きな努力があった。新しい監督やチームメイトに会うことが楽しみだ。同時に、チェルシーのサポーターには、僕がピッチで何ができるのかを早く示したいね」
「僕はこれまでにリーグ・アンとブンデスリーガでプレーしてきた。そして、世界最高のリーグのひとつであるプレミアリーグでプレーしたいと思っていた。この挑戦にとてもワクワクしているし、チェルシーのユニフォームを着ることを誇らしく感じている」
【動画】チェルシーがエンクンク加入を正式発表!