モドリッチがついに決断か…指揮官はクロアチア代表継続を切望「いろいろな感情がある。残ってほしい」

 クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が、主将MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)について語った。19日付でスペイン紙『アス』が伝えている。

 2017年10月に発足したダリッチ政権下で、2大会連続でワールドカップのメダリストとなるなど、欧州屈指の強豪国として地位を築いたクロアチア代表。昨年6月に開幕を迎えたUEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23では、リーグA・グループ1で同居したフランス代表らを抑えて同大会ファイナルズに進出すると、今月14日の準決勝でオランダ代表を4-2で撃破。初のメジャータイトル獲得に王手をかけた“ヴァトレニ”は、18日の決勝戦でスペイン代表と対戦するも、PK戦の末に、涙を飲んだ。

 2018年のロシアW杯に続き、またしても“ファイナリスト”にとどまったクロアチア代表。それでも、ダリッチ監督は「我々は世界のベスト10に入るし、このポジションにとどまり続けたいね。チームはすべてを捧げてきたから、自分たちを非難することはできない。再び挑戦しよう」とリベンジに燃えているようだ。

 一方で気になるのは、長年に渡ってクロアチア代表を牽引し、歴代最多となる通算166試合に出場している主将MFルカ・モドリッチが、スペイン戦後に自身の将来について決断したと明言したことだ。現時点では、代表継続か引退かは語らなかった同選手について、ダリッチ監督は「この決勝戦のあとは、誰にとっても難しいもの。優勝できなかったことを後悔しているけど、我々は誇りに思わなければならない。長い旅路を歩んできたからね」と前置きしつつ、「最後は、ルカ自身で決める必要がある。我々は休んで、すべてのことについて考えなければならない。いろいろな感情があるさ。ルカ・モドリッチは素晴らしい努力をし、今日も120分プレーした。歴としたキープレーヤーだから、残ってほしい。どうなるか見てみよう」と胸中を明かしている。

 レアル・マドリードでは通算5度のチャンピオンズリーグ優勝など、数多くのタイトルを獲得し、個人としてもクロアチア国籍選手史上初のバロンドール賞を受賞したモドリッチ。唯一、クロアチア代表としての優勝は達成できていないが、代表引退か、それとも1年後に迫るEURO2024をラストチャンスに据えるのだろうか。

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