橋本環奈、山田涼介と一発本番で挑んだアドリブシーン “おかえりキス”裏話も<王様に捧ぐ薬指>

【モデルプレス=2023/06/19】女優の橋本環奈が、自身が主演を務めるTBS系火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」(毎週火曜よる10時~)の20日放送の最終話に向けてコメントを寄せ、今作への思いや共演者たちとの仲睦まじい撮影エピソード、最終話の見どころを語った。

【写真】橋本環奈&山田涼介がキス

◆橋本環奈&山田涼介「王様に捧ぐ薬指」

本作は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ” 羽田綾華(橋本)と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田涼介/Hey! Say! JUMP)が繰り広げる胸キュンラブコメディだ。

“メリット婚”から始まり、これまで幾多の試練を乗り越えてきた綾華と東郷。本物の夫婦となってラブラブな日々を送っていたのも束の間、第9話では東郷が綾華にまさかの離婚宣告。波乱の展開が続く中、2人の関係は一体どうなってしまうのか。

◆東郷さんに心を開いて、素直にぶつかって行く綾華はかわいいなと思います

同作に出演した感想について橋本は「この作品でTBSのドラマに初出演、しかも火曜10時という数々の恋愛ドラマのヒット作を生んだ枠に出演させていただきましたが、SNS等の反響を見ていても、視聴者の皆様が作品を楽しんでくださっていると感じてすごくうれしく思っています」とコメント。

「原作のある作品をやらせていただく時は、原作とは別の作品として受け入れてもらえるようにと思って演じることが多いので、今回も私なりの、視聴者の方から愛される綾華像をどう作り上げるか腐心していましたがなんとかそこは全うできたのではと思っています」と語った。

続けて「綾華ってすごく真面目で真っ直ぐなんですよ。言葉では『悪女でーす!』と言いつつ、それと裏腹に不器用で立ち回り方も下手。悪女を演じていたころは家族以外に自分の弱さを見せられなかったのに、回を重ねるごとに東郷さんにどんどん心を開いて素直にぶつかっていく感じが、すごくかわいいなと思います」と自身が演じた綾華について紹介。

「8話から最終話にかけて、東郷さんが綾華のためを思ってしたことで結局綾華が傷ついてしまうようなことが多くなる中、綾華のまっすぐさに東郷さんが救われる部分もあるのかなと。いろいろと諦めなきゃいけないことの多い東郷さんに対して、諦めずにぶつかっていく綾華のばか正直さは、視聴者の方にも共感される部分なのかなと思います」と話した。

◆試行錯誤しながらみんなで作った“おかえりキス”

また視聴者から「キュンとした」という感想をもらうことについて「演じているこちらはキュンとするというより『一生懸命キュンとするシーンを作らなきゃ』という制作側の気持ちです(笑)」とにっこり。

「たとえば8話の“おかえりキス”のシーンも、段取りでは『ここはネギが見えてた方がかわいいかな』『でも最終的に2人の世界観になるために、ネギを置いてバックハグの方がいいんじゃない?』『でもバックハグは何話でやったから…』『じゃあ振り返ってキスはどう?今までやってないじゃん』みたいに監督とも話し合いながら作っていて」と裏話を明かし、「キスシーンって1つのドラマで回数を重ねると飽きられてしまうとも思うので、バリエーションを豊富に出すことは考えています。みんなで試行錯誤しながら作っているので、視聴者の方の『キュンとした』とか『めっちゃいい!』みたいな感想を見るとうれしくなりますね(笑)」と話した。

また、共演している山田について「一緒にお芝居する中で、山田くんは『見え方』をすごく分かっている方だなと感じていて。アイデアもよく出されるし、臨機応変に対応できる力があって反射神経もすごい」と絶賛。「お芝居の間合いやリズム感がお互い合うので、すごくやりやすいです。山田くんが東郷として引っ張ってくれることが多かったので、そこに私は綾華としてついて行くことができました。東郷役が山田くんで本当に良かったなと思っています」と語った。
◆山田くんと素で笑ってしまったシーンはすごく覚えています

そして橋本は「山田くんもそうですが、長尾ちゃん(長尾謙杜/なにわ男子)、ばんちゃん(坂東龍汰)、ラ・ブランシュのメンバーもみんな仲が良かったので、撮影はいつも和気あいあいとしていました。デートでいろんなところへ行ったり箱根旅行へ行ったりも楽しかったですね」と撮影の思い出を回顧。

「すごく覚えているのが、4話で綾華が東郷にスコップティラミスを食べさせるシーン。私が本番ですごく大きいひと口を差し出しちゃって、山田くんも食べてはくれたんですが、あまりにも大きかったので面白すぎて2人とも素で笑ってしまって。それが実際に使われています(笑)」と明かした。

続けて「配信動画撮影のシーンも普通のドラマではやらないことが多くて思い出深いです。5話の二人羽織の撮影では、夫婦喧嘩中だからといって、無表情で二人羽織はできなくない?という感じで、めちゃくちゃ笑っちゃって(笑)。あそこはほぼアドリブで、綾華が東郷に口紅を塗るくだりも一発本番で頑張りました」と告白。

「あとはもう、ネギ役のりつがすごすぎます。世紀の天才犬です。犬の人生50周目くらいというか(笑)。台本に“くるっと回って”とか“仰向けで”とか簡単に書かれていて『できるわけないだろう…』と思ったりしたんですけど、それを軽々超えてくるし、一発OKも多いんです。ちなみにりつはハチさん(森永悠希)のことが大好きで。あのふんわりした雰囲気がワンちゃんにも伝わるんでしょうね」と同作に登場する綾華の愛犬・ネギについて話した。

さらに「私や山田くんに対しても芸をしてくれたりするんですが、長尾ちゃんにはあんまり興味がないみたい(笑)。長尾ちゃんが『友達になろ〜!』って話しかけても“すん”って顔して塩対応をするんですよ。それで現場の笑いまで持っていくっていう、完璧なワンちゃんです」と説明。「みんな溺愛しているので、クランクアップしたら多分みんな“りつロス”になっちゃうと思います」と溺愛ぶりをのぞかせた。

◆盛りだくさんの最終話、裏切らないのはハチさんとネギだけ!?

そして、これまでの放送の反響を受けて「毎回SNSでも盛り上げていただいて、多くの方に綾華と東郷のカップルを応援していただいて、すごくうれしいです。愛されるカップルであること、夫婦であることってすごくいいなって」とコメント。

一方で「でもこんなにいい絆でつながったはずの2人なのに、綾華は9話のラストシーンで離婚届を突きつけられて…。あのラブラブなデートからなんでこうなる!?という感じですよね」と自身も波乱の展開に驚きの様子を見せ、「『裏切らないのはハチさんとネギだけ!』とSNSで言っていた方がいて、私も『確かに!』と思っています(笑)』とネットの声に共感した。

最後に、最終話の見どころについて「綾華が東郷にぶつかっていくシーンはすごく見どころだと思いますし、綾華と家族の絆、金太郎さん(塚地武雅)と桃子さん(りょう)の親心みたいなものがすごく顕著に表れているすてきなシーンもあります」と話した橋本。

「あとはやっぱり東郷のお母さんの静さん(松嶋菜々子)がどう折り合いをつけるのか、そこに息子である東郷と新(北村匠海)がどう関わって行くのかも見どころ。盛りだくさんですが、ちゃんと収まるところに収まる最終話になっていますので、ファンの皆さんにも見届けてほしいです」と呼びかけた。(modelpress編集部)

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