「ハイボールを2杯ほど…」 稲森佑貴はアルコールの力を借りてドライバーの精度復活!?

<ハナ銀行インビテーショナル 3日目◇17日◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)◇7636ヤード・パー73>
 
トータル6アンダー・21位タイからスタートした稲森佑貴が、3日目に7バーディ・1ボギーの「67」でラウンド。トータル12アンダー・6位タイと一気に首位争いに浮上してきた。
出だしの1番パー4で、4メートル弱の上りのスライスラインを決めてバーディを奪うと、そのまま勢いに乗り前半で5バーディ・ノーボギーと快調なプレー。後半に入るとやや流れが止まったが、最終18番でバーディを奪い、2バーディ・1ボギーと1つ伸ばした。
 
「前半はいい感じでショットがついてパターが入ってくれました。2日目はドライバーが安定しなかったんですけど、練習で修正して、なんとか今日は上手くできました」と話すように、7季連続でフェアウェイキープ率1位に輝いているドライバーショットの修正ができたことが、結果的にスコアを押し上げた。2日目は50%だったフェアウェイキープ率は、3日目に71.4%まで戻ってきた。
 
ドライバー不調の原因を「疲労からくる体のキレ不足」といった稲森だったが、「昨日は体も疲れてたし早めに寝ようと思って、夕食も遅めだったので寝酒じゃないですけどハイボールを2杯ほど飲みました。おかげで7時間眠ることができました」と、大会期間中は基本的に飲まないアルコールの力を借りて、十分な睡眠を確保した。
 
「それ以上寝ると腰が痛くなるので、睡眠時間が8時間を越えそうだったら無理やり起きています」。ツアー中は8時間をマックスとして、自己管理にも余念がない。いい結果を出すためには、余計なことを考えてしまうのはマイナス。「自分なりのいいルーティンを守る」ことはとても重要になる。
 
睡眠は「5~7時間が理想」と話す。コースへの移動時間など、状況にもよるが、スタートの3~4時間前には起床し、必ずブラックのアイスコーヒーを飲むことも大切なルーティン。もちろん、コーヒーもお酒も飲みすぎることはしない。ちなみに冬でもホットコーヒーではなくアイスが基本だそう。
 
「明日(最終日)はどんな展開になるかわかりませんが、おそらく伸ばし合いになるはず。自分が納得できるゴルフがしたい」と、今日の最終日へ向け意気込みを話した稲森。首位との3打差はまったく気にしていない。飛ばし屋有利の下馬評を覆し、日本一曲がらない男のチャレンジが始まる。(文・土屋裕一)

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